中国の春節が始まる。当月28日から2月4日までの間だそうだ。期間中に中華圏全体で90億もの人が動くらしい。中国人それもその中核の漢民族が、言動や行動において、現実離れした甚だしい誇張やオーバープレゼンスを好む気質の持主であることは、様々な歴史的文化遺産によって夙に知られている。現下の中国の生産・供給・観光・消費・教育学習・人口管理・漁獲・軍事など、あらゆる面で過剰に奔る特性は、単に国民の勤勉とか、 . . . 本文を読む
関東・東海が梅雨明けした昨日、静岡観光の定番日本平へ長男夫婦が連れて行ってくれた。暑さで日頃歩かない両親を気遣っての提案だろう。小学校5年生の時の遠足で訪れて以来、なんと70年目の観光地。まさに今浦島である。日本平・久能山・三保松原を周り、歳月の重みをひしひしと感じた。空気に湿気が多いせいか、残念ながら展望はイマイチだった。階段登りに久能山はもってこい。最上段が神廟。遠足にきた当時は、久能山ロープ . . . 本文を読む
静岡空港から小型旅客機に乗り、鹿児島空港ヘ降りた。15年も前に開港した県内唯一の空港発便を初めて利用したのだから、飛行機嫌いというか時代遅れも甚だしい。高所と閉所、両方嫌いだから仕様がない。10年前九州に来た時のアクセスは新幹線で、小倉で降り、大分・宮崎を経由して鹿児島に入った。 今回は同行した娘夫婦が航空機・宿・レンタカーを全てセットしてくれた2泊3日の5人旅、重い腰を上げ苦手な飛行機 . . . 本文を読む
5時に起きて外に出てみると、心なしか28度設定の室温より涼しく感じられた。「あっ!猛暑も峠を越したな」と感じた瞬間だった。秋風が立ったのである。さしもの酷熱も、太陽の入射角のごく僅かな変化で、今後一日ごとに猛威を失うと予想すると、痛快な気分になる。今日(30日)は温泉マニアの娘夫婦に誘われ、甲斐と駿河の国境にある、山梨県南部町の「佐野川温泉」を訪ねる。富士川支流佐野川の畔に佇む冷泉である。源泉かけ . . . 本文を読む
旅の途中で目を惹いた光景を描き留めたいと発念し、50代には胸ポケットに入る淡彩セットをいつも携行していました。用紙サイズを限定したのは、①広大な景観を小さな用紙上に表現する面白さ②描画の集中力が30分以上は続かない自分の欠陥に理由があります。速描きは、魚の活き造りに通じるものがありますので、練達したいと願っていました。佳いシーンには至る所で恵まれましたが、登山や行楽の合間に描画をこなす才能が私には . . . 本文を読む