今日2月13日、当地は快晴の空に、今年最大級の虎落笛の音が鳴り渡った。午前8時からお昼近くまで、虚空が吠え続けていた。風速は9mを超えていただろう。虎落笛(もがりぶえ)とは、冬の乾燥した季節風が竹の柵や垣根に衝って振動し発する音のことで、冬の季語とか。「空っ風」の強い遠州で、冬の訪れを告げる虎落笛は、高圧電線を鳴らし轟々と凄い音を発する。「春一番」の虎落笛?も、それにひけをとらない。音はおどろおど . . . 本文を読む
昨年中は本ブログをご高覧いただきまして、洵に有り難うございました。今年もよろしくお願い申し上げます。 2025.1.1 tekedon638【道々の枝折】ツワブキとスナゴケ私の植物趣味も、草木の花を観たり栽培することから、立木そのものやタケ・ササを経て、今ではススキとコケに至った。「枯淡の境地の顕れ」とでもいうものだろうか?火山帯で酸性の土壌と湿潤な気候、日本 . . . 本文を読む
選挙日の翌日、秋のバラの花の香りを慥かめたくて、フラワーパークのバラ園に行った。生憎明け方まで降雨があり、花弁に雨水が溜まっていて香りを楽しむことはできなかった。帰りに鉢植えの花でも買おうかと売り場に立ち寄ったら、室外のフジバカマの鉢棚に、アサギマダラが1頭、吸蜜に来ていた。バラの香りを補って余りある、今年初めて見たアサギマダラに癒され、帰途についた。 . . . 本文を読む
水鉢の真蓼(マタデ)が繁って来た。タデ科の一年草。この草は鮎と親密な関係にある。鮎の友釣りは成魚が縄張りをつくる7月が盛期、県内での解禁は6月の川が多い。太公望たちは、竿を撫して解禁日を待っていることだろう。真蓼(別名ヤナギタデ)は、鮎漁の盛期と同じ頃に河原に繁茂し、鮎の塩焼きを食べる際の調味料、蓼酢の材料となる。タデ科植物の中で、辛味があるのはこの種だけらしい。私たちが路傍でよく見かけるイヌタデ . . . 本文を読む
【ヒルザキツキミソウ】ピンクと白のグラデーションが美しい花だが、なぜか花壇では増えない。縁石の隙間のような処を好んで増える。【アヤメ】花芽が葉に隠れている時にいつも踏みつけて叱られるアヤメ。今年は注意していたので、無事に花が咲いた。櫛形山のアヤメ草原の光景は忘れられない。【シラン】【カナメモチ】拡大してみると、5弁の白い花は清楚で美しい。垣根に用いられる成長が早い木なので、毎春剪定され、通常住宅地 . . . 本文を読む