道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

帽子

2022年02月28日 | 随想
帽子が大好きである。それもハットよりニットのキャップ。なんと云ってもカジュアル。髪の毛が細く少なくなりだしてからは、万一転倒した時のプロテクターとして、外出時にニット帽を欠かさない。冬は防寒も兼ねて必着である。僚友が、厚手のコートやジャケットにマフラーを着込みながら、毛髪の薄い(もしくは皆無の)頭を寒気に曝しているのを見ると、危っかしくて見ていられない。転倒とか低体温(とまで行かなくとも免疫力低下 . . . 本文を読む
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遠くへゆきたい

2022年02月26日 | 随想
【遠くへゆきたい】(永六輔作詞・中村八大作曲)は、1962年(昭和37年)5月、NHKの「夢であいましょう」の中でジェリー藤尾さんが歌い、6月にレコードがリリースされた。この頃のNHKは今と違って、この国のテレビ文化をリードし、良心的な番組が多かった。折しも当時成人前のやつがれ、懸想していた女性とのデートが叶い、ひときわ感傷的になっていた。花火を観ても潮騒を聴いても心が揺らぐ・・・恋情をもて余して . . . 本文を読む
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歴史は人間模様

2022年02月23日 | 随想
私たちが歴史に尽きぬ興味を抱くのは、時代を背景とする歴史的事件の裏に、事件の当事者たち人間の諸々の野心や葛藤、確執が虚実とりまぜ記録されているからである。遺された歴史史料によって、個人と社会組織の生命の軌跡を辿ることができるからであろう。歴史は、人間と社会を知る上で格好の標本を提供してくれている。史実は必ずしも事実を伝えない。事件に関わった人たちの自己正当化の為の誇張・潤色・捏造・歪曲・隠蔽など、 . . . 本文を読む
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メジロの来訪

2022年02月21日 | 飼育・栽培
メジロはひっきりなしに訪れてくれていたのだが、数年前から姿を見せなくなった。居間の南のガラス戸から半間先のフェンスに餌台を設け、アワ・ヒエ・くず米などスズメの好む餌を置き、群れ集まるスズメを見て悦んでいたのが拙かった。スズメに心を移したと思われたのか、メジロがパッタリ来なくなったのだ。お見限りされたのである。今春は心を入れ替え、スズメの餌は地表に撒き、餌台にはミカンだけを置いてみた。メジロはまた元 . . . 本文を読む
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tweetは人を幸福にするか?

2022年02月19日 | 人文考察
私は現在のSNSの隆盛を歓迎して来た。誰もが全ての人に向けて任意に考えや意見などの情報を、画像・映像やテキストの形でネット上で発信でき、誰もがそれを任意に受信し応答できる社会は、人類の永年の夢の実現だと思っていた。しかし、その実相を見ると、それが必ずしも私たちを幸福に導くものばかりでないことに気付いた。特にTwitterにその思いが強い。文字数(半角280)に制限のある短文投稿では、檄文は書けても . . . 本文を読む
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