「一味」とは、志を同じくするという意味から、仲間・同志のことを謂う。「一味徒党」とも遣われ、古くから一派を表す歴とした日本語である。日本人は徒党を組むことが大好きである。ポーズかも知れないが「派閥」を日本の政治風土から消滅させようと、時の自民党総裁が自らの派閥を率先解散し、結党以来初めて党内の派閥をなくそうとした。一派を除いて、派閥は表向き党内から消えた。派閥という用語をいつの時代に誰が遣い始めた . . . 本文を読む
私は長いこと、人にとって最も大切な素質は品性であり、その人の品性は、謙虚・寛容・純朴という形で、外に顕れるものと信じて来た。前記三点を欠けば人は誰でも俗流に堕する。俗物には成るまいと、常に注意を怠らなかった。品性は天稟であるから、人為不能のものである。学んでも努めても身につくものではない。品性を尊べば、人は必然的に俗物嫌いに向かう。その結果、私は大の俗物嫌いになった。そこで、古希を前にした頃、改め . . . 本文を読む
リテラシー(literacy)の本意は、読解記述力であるという。そこから「リテラシーが高い」とか「リテラシーが低い」という認識が生まれる。今日のビジネス用語としては「ある分野に関する知識やそれを活用する能力」を指すらしい。私たちは、人と話し合って、どうしても分かり合えない溝を感じるとき、発想の違いか又はリテラシーの違いにその要因があると考える。発想の違いは乗り越えられないが、リテラシーの違いは努力 . . . 本文を読む
人は何かになるために生まれてきたのではなく、どのように生きるかを験されるために生まれてきているのではないかと思う。運命に験され、それにどう対処したかが全てであり、成った成らないは結果である。重要だが大切ではない。結果を出さないと評価されないのが世の中だが、拘泥する必要はない。なぜなら、華々しい結果に関心がある世間は、個々の無名の人の験された経緯(生き方)には全然関心が無いし、知りたいとも思っていな . . . 本文を読む
先月ご報告致しましたヤモリの件、一回り大きく育っています。成長ぶりのめざましさを観たら、もうしばらく観察したくなりした。生餌のコオロギ飼育にも漸く慣れて来ました。目下は、ヤモリを飼っているのか、餌のヨーロッパイエコオロギを飼育しているのか、わからない状態になっています。コオロギの取引単位は最小50匹、ヤモリの食事量は、1日に1匹で充分。管理を間違うと1週間以内に40匹以上が死滅します。歩留まりの悪 . . . 本文を読む