道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

サザエさん

2019年01月25日 | 人文考察
漫画「サザエさん」の朝日文庫版全45巻のうち、欠けていた7冊を補充した。漫画そのものの面白さは言うに及ばず、戦後昭和の世相、風俗、庶民のライフスタイルをあれほど的確に描写し続けた「サザエさん」。作者長谷川町子の才幹には、今も傾倒し切っている。 オリジナルの〈姉妹社〉刊行版も、「仲よし手帖」「似たもの一家」「いじわるばあさん」「新やじきた道中」など、主な作品は半世紀前までは全て揃っていたが、今 . . . 本文を読む
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干し芋

2019年01月20日 | 食物・料理
この季節になると、干し芋が出回るようになる。  遠州御前崎は、古くから干し芋の特産地だ。冬の北西風空っ風と天日で乾燥させた干し芋は、美味しく保存性が高い冬の嗜好食品だった。 今日では、干し芋の出荷量は茨城県が全国トップだそうだが、製法はその昔御前崎から伝わったと聞いている。  近年、御前崎産の干し芋は生産量が少なく、滅多に手に入らないが、磐田原産の流通量が多く、味 . . . 本文を読む
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お寺でのジャズライブ

2019年01月15日 | 人文考察
お寺の本堂で、ジャズのトリオ(ピアノ、ベース、ドラム)演奏を聴く機会があった。 プエルトリコ人父子のピアノ二ストとドラマー、そしてアメリカ人のベーシストの編成。ベーシストは28才のドラマーと年齢が近く見えた。 「A列車で行こう」「枯葉」「サマータイム」「ベサメムーチョ」そのほか数曲に、ピアニストの作曲したオリジナル曲1曲を好演した。父は音楽教師の、息子はバークリー音楽大学に特待生で入学 . . . 本文を読む
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偏好食品

2019年01月11日 | 食物・料理
珍味と言われる酒の肴(前菜)を挙げ始めればキリがない。敢えて3つに絞って、私が偏好している食品に順位をつけてみると、トップスリーは次のようになった。 ①焼きくさやの千切り②鮒寿し③鰹の塩辛 ①は新島産②琵琶湖産③は高知産 いずれも、強烈な匂いで、敬遠されている。 この3つうちのどれかがあれば、酒のアテはほかに要らない。もちろんそれは日本酒を対象としてのことだが。この手の食品を偏好するのは、 . . . 本文を読む
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テレビ時代の終焉

2019年01月10日 | 随想
テレビ放送が4K・8Kと喧しい。テレビジョン放送は、ハードの技術が進歩革新するに反して、肝腎のコンテンツすなわち番組の質が劣化する背離現象を呈してきた。スーパーハイビジョンの登場で、さらに番組、報道、ドラマ、エンターテインメント、スポーツ中継の質が低下するのではないかと危惧している。 今や地上波テレビ番組の質の劣化は、目を覆うばかりだ。商業広告の主流が、旧来のテレビ媒体からインターネット媒体に重 . . . 本文を読む
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