道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

桑の樹のこと

2020年05月30日 | 飼育・栽培
前エントリーで桑の実について書いたが、この樹の枝葉にも、不思議な力を感ずることがある。なんと言っても、蚕の食草であることがあまりにも不思議だが。桑は枝葉の生長が極めて盛んな樹木だ。伐られても伐られても、どんどん新芽を吹き、枝葉を出す。伐った枝葉を地表に敷いて置くと、短期間で土に還る。自らリグニン分解酵素をもっているのだろうか?枝葉は数週間で消える。他の植物に較べると、格段に消滅するのが速い。桑の木 . . . 本文を読む
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メダカとシロバナカヤツリ

2020年05月29日 | 飼育・栽培
メダカの飼育は、最初買った5尾に毎年数尾を買い足し、後は増えるに任せてきた。特に珍種とか貴重種はいない。受精卵を出来るだけ孵化させるよう、孵化した稚魚を死なせないよう、成魚の生育環境を最善に保つよう、試行錯誤し続け、今に至っている。年々歩留まりが向上し、増える一方でもう飼いきれない。水槽に、知り合いから押し付けられてもてあましていた外来植物のシロバナカヤツリを容れてみたのは、飼主 . . . 本文を読む
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犀ヶ崖(さいががけ)

2020年05月29日 | 歴史探索
三方ヶ原台地を南北に貫く街道を北へ、浜松城から1キロほど行くと、街道の東側がほぼ30mの幅でスッパリ切れ落ちて断崖になっている地点が在る。その断崖から深さ10数mの谷が南東方向に台地をよぎり、谷の末端は城近くの低地に消えている。それは三方ヶ原台地にできた亀裂で、谷の源頭にあたるこの絶壁を、地元の人は「犀ヶ崖」と呼んでいた。谷の両岸は樹木に覆われ、昼でも薄暗い。城の北東を防御する天然の空堀の役目を果 . . . 本文を読む
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カラスの女房

2020年05月27日 | 随想
堀内孝雄作曲・荒木とよひさ作詞の「カラスの女房」は、私のカラオケ愛唱歌だった。私が悦にいって唄う姿を、家内は内心苦々しく思っていたようだ。歌詞が家庭人の神経を逆撫でするのだろう。好いではないか、たかがカラオケで唱うぐらい。「好いことばっかり あんたは言って」とか、「カラスみたいに 何処かへ帰る」とか、歌詞の一つ一つが男性の胸を打つ。本当に荒木とよひさは男性の心裡をよく知っている。「都会の天使たち」 . . . 本文を読む
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人心地

2020年05月27日 | 自然観察
前週末は、緊急事態宣言の解除を見込んで、人が集まらなそうな野外に出た。土曜日は浜名湖北岸の標高差約300mの低山に、同居の長男一家と共に登り、翌日曜日は、次男家族も加わって同じ丘陵続きの公園で半日を過ごした。初夏の陽光の下、久しぶりに広闊な風景と、孫たちが元気に遊び戯れる姿を見て、漸く人心地ついた思いになった。やはり私のような者は、家に籠っているのは非常に苦しい。花に目を留め、鳥 . . . 本文を読む
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