家人に猫のアレルギーが出て以来、10年ほど外飼いを余儀なくされている愛猫の、小屋が傷んできたので修繕した。そのついでに小屋の置き場を変えてみた。
駐車場周りの盛り土の斜面に基礎を置き、その上に小屋を据えた。クスノキの丸太とヒノキの角材で、出入り口へのアプローチを拵えたうえ、下に降りずに食事ができるよう、餌と水を置く台を出入り口前に据えた。台の下にはトイレを置く。
正面から見ると、切妻屋根の小屋は、猫を祀る祠の様にも見えた。猫は初めのうちは落ち着かない様子だったが、ひと月もすると馴れた。快適性は以前より向上しているのだろう。
この雌猫、生後一二ヶ月のときに我が家にに来たのだが、翌年には5匹の仔を産み、初産ながらよく仔猫の面倒をみて、家族を感動させた。だが、仔猫を飼ってくれる人を探すのにとても苦労したので、その後は避妊手術を受けてもらった。
人なら既に84歳という高齢猫。かつては、キャットフードに飽きると、隣の空き地でキジバトやスズメを狩っていた。アメショーの血が入っているせいか、仔猫のときから日本猫よりも野性的なところがあった。
老いて剽悍さは失せたものの、食欲は今なお旺盛だ。毎朝人の顔を見ると啼いて朝食を催促する。飼い猫が健康で長寿なのは嬉しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます