道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

猫小屋

2011年12月04日 | 随想
家人に猫のアレルギーが出て以来、10年ほど外飼いを余儀なくされている愛猫の、小屋が傷んできたので修繕した。そのついでに小屋の置き場を変えてみた。
 

駐車場周りの盛り土の斜面に基礎を置き、その上に小屋を据えた。クスノキの丸太とヒノキの角材で、出入り口へのアプローチを拵えたうえ、下に降りずに食事ができるよう、餌と水を置く台を出入り口前に据えた。台の下にはトイレを置く。

正面から見ると、切妻屋根の小屋は、猫を祀る祠の様にも見えた。猫は初めのうちは落ち着かない様子だったが、ひと月もすると馴れた。快適性は以前より向上しているのだろう。

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の雌猫、生後一二ヶ月のときに我が家にに来たのだが、翌年には5匹の仔を産み、初産ながらよく仔猫の面倒をみて、家族を感動させた。だが、仔猫を飼ってくれる人を探すのにとても苦労したので、その後は避妊手術を受けてもらった。

人なら既に84歳という高齢猫。かつては、キャットフードに飽きると、隣の空き地でキジバトやスズメを狩っていた。アメショーの血が入っているせいか、仔猫のときから日本猫よりも野性的なところがあった。

老いて剽悍さは失せたものの、食欲は今なお旺盛だ。毎朝人の顔を見ると啼いて朝食を催促する。飼い猫が健康で長寿なのは嬉しい。

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