ジョン・カーペンターの「遊星からの物体X」を久しぶりに観たけど、やはり名作ですね。本当に面白いSF映画だと思います。南極の米国基地を舞台に、人を補食してその人に成り変わる宇宙人との壮絶な戦いを描いた本作は、強烈なクリーチャーに圧倒され、仲間の誰かが宇宙人であるという疑いと恐怖がこれでもかというぐらい植え付けられて、観ているこちらもドキドキします。続編のファーストコンタクトも1作目の本作へのオマージュに溢れていて、遊星からの物体Xシリーズは、エイリアンシリーズと双璧をなすSF映画だと思います。エンニオ・モリコーネのシンプルながらも耳に残る音楽がまた不気味で良いのです。