NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

インターミッション

2013-03-24 12:49:07 | 映画
ちょっと前に書いたが、銀座シネパトスが今月いっぱいで閉館する。
耐震性の問題等で約半世紀の歴史に幕を閉じるのである。
銀座シネパトスと言えば、銀座に今時こう言う映画館あるの??と思うぐらい場末の映画館の雰囲気があって、半地下の暗い入り口や劇場の真下を通る地下鉄の音が絶え間なく流れる映画館だ(丸の内東映も地下鉄の音が聞こえる)。
とにかくB級映画をよく上映していて、2番館もしくは3番館の位置づけであるばかりか、最近では名画座としても売り出している劇場だった。
僕も昔はよく通っていて、「ファーゴ」を観て衝撃を受けたし、幼い時父に連れられて「ファンタジア」のリバイバル上映を観たのも確かこの銀座シネパトスだった気がする。
そんな思い出溢れる銀座シネパトスが今月いっぱいで閉館すると言うから寂しい。

そして、何と銀座シネパトス閉館に伴い、映画「インターミッション」が銀座シネパトス限定で公開されるとのことで、昨日「インターミッション」(2012年、日本映画)を観てきた。
「インターミッション」は銀座シネパトスを舞台にした、銀座シネパトス、いや映画を愛する人のための映画である。
こんなコンセプトで作られた映画と言うのは珍しいだろう。
僕が観に行った時は運よくトークイベントをやっていて、「インターミッション」の映画監督である樋口尚文監督や、映画監督の岩井俊二までいたから驚いた。
劇場の壁面には「インターミッション」出演俳優のサインや、劇場の椅子には劇中俳優が座った場所が分かるよう目印まであった。

映画は、銀座シネパトスという場末の映画館を舞台に、様々な俳優が出るという群像劇になっている。
香川京子やひし美ゆり子まで出てきてビックリ。
レトロなたたずまいを残す数少ない映画館である銀座シネパトスが本当に閉館してしまうんだなぁと思うと寂しさでいっぱいだ。
懐かしさに浸りながら映画を観ることができた。
これからは銀座シネパトスという映画館があったことを思い出しながら、映画ファンとして楽しく映画を観ていけたらと思う。
評価は付けない!






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