四季彩ガーデンにようこそ

四季折々に庭に咲く草花やバラ、クレマチス、山野草などを紹介しています。

お彼岸の中日 父を偲ぶ

2021年09月23日 | 暮らしとガーデニング日記

白花フロックス

ブログ友さんに頂いたフロックスが軽い切り戻しをしていたところ、また、咲き出しました。

この白さ、清々しい気分にしてくれます。

ジャクリーヌ・デュ・プレ(S)

白いバラ、美しさが際立っています。虫が面白いかじり方していますね。

虫に好かれるほど、美しく香りの良いバラです。

今日は秋分の日、当地ではお彼岸の中日にお墓参りする人が多いですが、コロナ蔓延措置下

にあることもあって、お墓参りに来られた方は、まばらでした。

皆さん不要不急の外出を控えているようです。

その甲斐があって、宮城県では日毎新規感染者数は減っています。

今回は、私一人でお墓参りしようと思っていましたら、先日転んで、まだ身体を動かすと痛みがある母が「やっぱり墓参りする」ということで、2人でお墓まいりに行ってきました。

花は仏花用の菊に庭から鶏頭、百日草、ユーパトリウム(3種)、ペルシカリア、カクトラノオ、紫苑などを切ってお供えしてきました。

まるで、お月見のような草花です。

でも、父は喜んでいると思います。

「花は買うことないよ。庭で育てている花がいい」と、生前によく言っていましたので。

そして、父が好きだった大福を作ってお供えしましたが、美味しかったかな?

生前1度も作ってあげたことがなかった。

今になって、生きているうちに作ってあげればよかったなと思います。

私若い頃は、あんこの類が苦手でしたから、パウンドケーキはよく焼いていましたが、父の好みではありませんでした。

自分中心の娘でした。

父が亡くなる2日前、ずっと食欲を無くしていた父がとても調子が良いというので、好物の「銀たら」の煮つけを食べさせてあげたら、「美味しい」と言って完食してくれた。

その日、父は、「床屋さんに連れていってくれ」と近くの理容室に車椅子のまま、洗髪、髭剃りをしてもらい、とても清々しい顔をしていました。

病院の先生には、もう家で介護する段階ではないから入院するように言われていましたが、入退院を繰り返していた父は、今度入院したら二度と家に戻れないことを悟っており、入院を拒否しました。

そんな状態の時、父の調子が凄く良かったので、仕事を止めて3カ月半、買い物に出かけることもなかったので、今がチャンスとばかり、夫と二人で仙台にショッピングに出かけました。

その頃、父の状態が急変し、父は母の腕に抱きかかえられながら息を引き取りました。

父は病気で長い年月苦しみましたが、最後は、自分の願い通りに母に看取られ、幸せに人生を閉じることが出来ました。

母は、主治医の先生や、救急車や子供たちにどんな思いで連絡を取っていたのでしょう。

私の携帯に連絡するも、連絡が取れず、3姉妹の中で私だけが親の死に目に立ち会えませんでした。

なんて、間の悪いこと。ずっとそのことが頭に引っかかっておりましたが、最近、父が亡くなる前に私と別れの儀式を済ませてくれたのだと思うようになりました。

(自分に都合の良いように、解釈、理解するものですね。)

それにしても、私、馬鹿ですね。というか、いつものことなんですが、携帯を忘れていました。

肝心な時に用をなさない、足せない私なんですね。

お墓参りに行きながら、父を偲ぶ記事となりました。(私事で失礼しました)

最後は、ピースの渾身の1枚を。

入れ代わり立ち代わり、咲いています。このような咲き方も秋はいいかな(*^-^*)

 

お越しいただきありがとうございました。

よろしかったら、更新の励みになりますので、応援してくださいね。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ローメンテな庭 | トップ | ゴマナ&霜柱&季節外れの花 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お墓まいり (たまぞう)
2021-09-24 08:43:44
体調が悪いお母様はどうしても行きたかったんですね。
 最期に会えなかったのは残念だったけど、こうして亡くなった後も色々な思いを馳せてくれる娘を持って、喜んでいると思いますよ^^
返信する
たまぞうさんへ (kei)
2021-09-24 21:04:03
母は、これから先、何回お墓参りできるかを考えていたんじゃないかな。
もしかしたら、今回が最後になるかもしれないし。
そう思ったら、少々身体に痛みがあっても行きたいと思ったのでしょう。
それに、元々お墓参りが大好きなんですよ(笑)
返信する
お墓参り (keitann)
2021-09-24 22:00:34
こんばんは。

我が家の母も今年90歳になりまして、お墓のお世話は同じ敷地内で暮らす弟の役目になったようです。
仏壇は今も母が住んでいる棟にあるので、母が管理しています。
仏花は家族が咲かせた花をお供えするのがいちばんの供養と言います。私が花作りを始めたのも、もともとは仏花を作るのが目的でした。
我が家も秋のお彼岸は庭や畑で咲いているお花で間に合いますよ。

うちの父は私が27歳で長男を身ごもっているときに脳腫瘍がわかり、長男が生まれて一か月ちょっとで死にました。
私もまだ若かったし、身近な人が亡くなる経験は初めてだったので、ものすごく辛かったです。その後、次々と子供が生まれ、とても忙しかったので、悲しんでいる暇はなかったのが良かったかも。。。

私も若い頃はあんこが嫌いであんパンやおはぎは食べられませんでした。今はぜんざいぐらいは自宅で作りますけどね。
返信する
keitannさんへ (kei)
2021-09-25 20:34:50
こんばんは~♪
お墓参りができる環境にあるというのは、幸せなことですね。
私も、暫くぶりに父やご先祖様とおしゃべりしてきました。
keitannさんのお父様は、早くに亡くなられたのですね。
お辛かったでしょうね。
ご長男さんのお顔を見せてあげることが出来たのがせめてもの救いになりましたね。

>仏花は家族が咲かせた花をお供えするのがいちばんの供養と言います
本当にそうですよね。
植えて、育てる時点から、故人やご先祖様のことを偲んでいるのですから、思いの詰まった供養になりますね。
私達の年代位までは、仏花用に庭に花を植えた方、結構多いのじゃないかしら。
これからは、色々諸事情があって難しそうですね。
私はやっぱり娘には庭で育てた花をお供えしてもらいたいな。

keitannさんも、あんこが苦手だったのね。
私もアンパンより味噌おにぎりの方が良かった派でした(笑)
返信する

コメントを投稿

暮らしとガーデニング日記」カテゴリの最新記事