午前8時30分のシャンゼリゼ通り
6/6 パリ到着の翌日
シャンゼリゼに位置するパヴィオン・エリゼ内のアトリエであるエコール・ルノートルの菓子講座へ向かう。
朝のシャンゼリゼ通りは、車の往来が激しく、歩行者の足取りを無視したかのような信号に注意しながら
いつもより格段と歩幅も速度も上がる。
ルノートルのアマチュア向けの菓子講座であるにもかかわらず、日本の窓口もなし
HPからの問い合わせ・申し込みもフランス語のみ・・・
カード決済も受領のメールもフランス語・・・
次に生まれ変わるならフランス語圏、いやパリの人でありたい。
一日目のタルト3種類
さて、授業は、立派なコックコートを着た超ベテランの風格たっぷりのシェフ。
MOFの人かしらん?
進め方は、デモンストレーションがメインでしたが、4時間弱でタルトを3種類、私のような言葉の不自由な外国人が
混じって作るので、シェフの口調も手作業もどんどんスピードが上がり、ついていくのが必死でした。
タルトタタンは、フランスの小ぶりの青い林檎を豪快に山盛りに皮を剥いてソテーします。
日本で作ると、ほとんど失敗するので、私は作りません。林檎そのままで勝負ですからね。
チョコレートのタルトは、栗のペーストをたっぷり使ったムースを作って仕上げにガナッシュをかけます。
栗のペーストは分離しやすいので、こまめに加熱しながら混ぜていくものだと思っていたのですが
シェフは分離しても、そのままゼラチンを加えて固めていました。これにはびっくり。
杏のタルトは、サクッと固めのブリオッシュ生地を大きく広げて、たっぷりカスタードクリームを敷いて
その上にシロップ煮の杏を並べて焼き上げます。
以外と簡単な構造と作りのお菓子だな、と低く見ていたら、これが一番美味しかった・・・
日本で作っている方が、細かいところに非常に気を使って慎重だと思いました。
でも、良い材料を使って、新鮮なうちに食べるお菓子はやっぱり美味しいのでした。
続く