
セージにはまるきっかけがこのチェリーセージだった。
ヨードチンキ臭い葉の香り
この香りが気に入ってしまった。
そのせいなのか、良く飲むアイラ島のシングルモルトウィスキーの香りが感じなくなった。
今では、チェリーセージ系7種類に増えてきた。
赤、赤と白ミックス、黄色、ムラサキ、オレンジ、ピンク、パープルと
花の色を増やしている。
しかし、園芸店でチェリーセージとして売られているが、この中は3種に分けられる。
基本系は、
学名ではサルビア・グレッギー、英名ではオウタム・セージと呼ばれる。
この真っ赤な色のセージがこれにあたる。
四季咲きで、霜に当てなければ2月頃まで咲いている。
この2月の寒波で葉が傷んだので、刈り込みを行ったところ、
新しい枝と生き生きした葉が出はじめ、鮮やかな濃厚な赤の花が咲いた。
このチェリーセージ=サルビア・グレッギーは
メキシコ・Saltilloで植物採集を行っていたアメリカの歴史学者で貿易商の
グレッグ(Josiah.Gregg 1806-1850 )によって1848年に発見・採取された。
学名は、発見者にちなんでグレッギーとつけられた。
英名では、オータムセージ(Autumn sage)と呼ばれ、森の賢人という意味を持つ。
森の入り口辺りのブッシュに生え、何となく賢くたたずんでいるのだろう。
オランウータンも森の賢人と呼ばれているが、考え深げなところが似ているのだろうか?
あと2種あるが、サルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)と
グレッギーとの交配で出来たヤメンシス(Salvia×jamensis)があるが
それぞれ花が咲いたときに、個別に紹介することにする。
チェリーセージ(Cherry Sage)
・シソ科 アキギリ属(サルビア属)の耐寒性がある宿根草。霜を避ければ外で越冬する。
・学名は、Salvia greggii(S.グレッギー)、英名がAutumn sage(オータムセージ)、和名はアキノベニバナサルビア。
・原産地は、アメリカ・テキサスからメキシコ 。
・1848年にメキシコ・SaltilloでJosiah.Gregg (1806-1850)が発見。
・庭植え、鉢植えで育てる。
・草丈は、60~80㎝で茎は木質化する。
・花の時期は、4~11月。
・咲き終わった花穂は切り戻すようにする。また、草姿が乱れたら適宜切り戻す。