タテジマイソギンチャク・・・
今年も夜の干潮の引きが大きい季節になり、定期観察している名古屋港某所の小さな干潟へ。
岸壁に付着した牡蠣殻が積もった牡蠣礁だったこの干潟、牡蠣殻を踏みしめてバキバキと音を立てて歩いていたのに・・
昨年あたりから牡蠣が激減。
今年はこのタテジマイソギンチャクまでもが減った・・
低潮線あたり。かつては石の表面に隙間がないほど付着生物が付いていたけど・・生物自体が激減。
黒い所は還元環境にすら感じる。
ミドリイガイの死骸・・密生状態のまま埋もれている。こいつらは寒さに弱く、貝殻も大きくなっていることから、エサ不足よりも寒さが死因か?
その下のコウロエンカワヒバリガイも生きているようには感じられなかった。
打ち上げられている新しい二枚貝は、ミドリイガイとアサリ。
サルボウは希少種か?
三重県でのマガキの死因は、少し前のアコヤガイと同じく貧栄養と聞く。
アサリは大発生しているわけではなく、いろんなサイズが死んでいることから貧酸素が主因か・・?
ショウジョウケノリか?
ここではよく見る。水の中ではふさふさで、干上がった石の上では泥のよう。細くて短く、海藻周りに生き物を見かけない。
よく似た緑色・・・前の赤いのとよく似てるけど、図鑑から似たようなものも探せなかった。この周りでもあまり生き物を見ない。
アオサ類を見つけれて、少しほっとした。
イシガニ・・積石の周りにいた。
別の場所にもいた。主食はアサリか?
イソガニ・・ここでは、自分の住処が決まっているように感じる。
イボニシ・・以前は其処ら中にいたけど、今は岩の隙間に密生して動きが少ないように感じる。
特定外来種で悪名高いコウロエンカワヒバリガイだけど、赤潮頻発の富栄養の限界環境で住みつき、水質改善やここの肉食生物たちを支えていたように感じる。
護岸の窪みに、タテジマイソギンチャクの群生を発見!!!
まさか、この光景を見て感動する日が来るとは。。。環境が変わる変換期にあるように感じる。
ここからは、少し前の振り返り。
相変わらず、猫には威嚇され・・
トノサマバッタにも逃げられず・・
ハクセキレイには向って来られ・・・
毅然と・・?
睨まれる・・
アオジ・・警戒して逃げてくれた。
ベンケイガニ・・草に登って葉を食べていた。ここからは、別の遠征編です。
クロベンケイガニ・・たくさんいた。
アシハラガニ・・芦原ではこいつが最強だと思っていたけど・・
ハマガニ・・アシハラガニよりも大きかった。
更に大きなハマガニ・・色も違った。見せてくれる知人に、「こんなのいるの?」を連発した夜だった。
やっぱり自然も、知らないことだらけだ。
ほぼ毎月通っているポツンと干潟も、もっと踏み込んでみて見なければいかんな・・・
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。