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先日ワイドショーで最近の大学生の就職に関する特集をやっていた。
それは主に外国人留学生に関するものだったんだけど
日本人大学生の就職内定率が冷え込む中で
外国人留学生の求人は上がってるらしい。
それは売り手市場ともいえるような状態で
企業は彼等の人材確保に留学生対象の説明会まで開いて、積極的に力を注いでる。
それが何を表しているかというと
日本企業の国際化だというのは間違いない。
要するに海外戦略へシフトする中で、即戦力となる人材が欲しいわけね。
今まで日本企業ってのは、日本人中心でやってきた。
それは民族主義と言える部分もあるし、世界をリードしてるという自信もあった。
文化も思想も違う外国人に、好き勝手言われるのを嫌ってた部分もある。
そんな中でも経済を発展させてきたんだけど
実のところ海外へ行けば、その思想と文化の壁が大きな障害となっていたのも事実。
日本的な交渉術では通用しないことも多々あった。
それはお互いがお互いの文化思想を、なかなか理解しないからだよね。
でもそれじゃ通用しないということに、ようやく気付いたらしい。
特にこの先少子化や経済の低迷で、国内だけでは商売にならないと知ったとき
どうしたって海外とは繋がりを深めていかなければならない。
人材をイチから育てる余裕なんて無いわけだ。
特に日本人というのは、外国語が苦手な国民で
世界ランキングでは１００位以下なのね。
そこで目を付けたのが、外国人留学生の存在なんだね。
何せ語学は母国語と日本語をすでにマスターしているわけで
語学的なコミュニケーションにはほとんど不自由しない。
しかも欲しい地域の人材を確保すれば、即戦力になり得るわけね。
異文化交渉術において、もっとも難しいのは思想や文化を理解すること。
それは相手の人格形成や行動・思考の基礎になっているんだから、まあ当然！
今まではそれがなかなか理解できなくて、交渉するにも苦しんでいた。
キリスト教徒の思考基盤なんて、日本人にはなかなか分からないよね。
それが彼等を採用することによって、解決するんだから
それを放っておく手はない訳だよね。
生産や販売の拠点を海外へシフトしていく中で
どうしたって必要な人材ではあるんだよね。
むしろ世界的な企業を多く持ってる国としては、遅すぎたくらい。
ようやく宝の山があることに気付いたってところだろうな。
今まではね一億を超す人口が、産業や経済発展の大きな力だった。
国内消費が多いって事は、それだけで成り立つ部分もあった。
じつはそれが企業の海外進出の妨げにもなっていたんだな。
どうしても楽な部分で胡座をかいていた部分は否めない。
それが韓国なんかの海外戦略を目の当たりにして
ようやく「こいつはやばい！」と危機感を持ち始めた。
加えて国内企業に英語を公用語にする企業なども出始めて
この先は国際戦略無しには成り立たないことを知ったんだね。
大変なのはこれから社会に出て行くこども達。
多分年を追うごとに語学能力は重要になっていくはず！！
いずれ英語力は社会人として当たり前の時代が来るね。
とくに中堅以上の企業では、必須条件になっていく。
もしかするとＴＯＥＦＬ試験の提出を求められるかも。
もう語学が苦手だなんて言ってられない時代が、そこまで来てる。
目ざとい奴らはとっくに気付いていて、英語に加えて
この先必要とされるだろう言語も学び始めてる。
これから企業で出世していくのは
一流大学を出て、語学に堪能で、留学経験等で異文化を理解していて
民族的な閉鎖性が薄く、社交的で知識が豊富。
そんな人間像が見えてくる。
キリスト教徒でなくても、聖書を読むくらいはしておくべきなのかもね。
これからはサラリーマンになるのが、もっとも難しいってことになるのかも？
多分そんな時代が来るような気がしてる。
何せ外国人までもが、就活のライバルなんだもの。
これから小学校でも英語を教えるらしいけど
今までのように文法優先の試験英語じゃ、何の役にも立たない。
せっかくこれから始めるなら、会話優先の生きた英語を教えるべき。
読み書きよりもまず会話だね。
そのうち会話は英語オンリーの小学校なんてのも、出てきそうだな。
教科書も英語表記にしてしまえば、自然と読み書きも覚えるだろうし
本気で国を支える人材を育てるなら、そこまでしてもおかしくない。
下手をすると日本語は守るべき伝統なんてことになるかも？
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