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ぽちっとしてね!
最近ホテルや百貨店で食品表示のエラーが続いてるね。
まあ本人達は『誤表示』と言い張ってるけど
消費者目線で見ると、明らかに『偽装』だよね。
そりゃあ「確信的にやってました」とは言えないわな。
ただ1店舗当りの数が多すぎるでしょ?
店によっては何十ものメニューで違う表示がされてたんだから。
これを悪意のない誤表示で済ますには、かなり無理がある。
まあ誤表示にしろ消費者を欺いてたのは間違いないし。
総じて共通してるのは『高級店』だということ。
ホテルも一流を標榜する高級ホテルだし
百貨店も日本を代表する高級百貨店ばかり。
だから余計にマスコミの標的になってしまったんだけど。
まあ当然と言えば当然で
ここでは”偽装”と表現させて貰うけど
金額の高い食材をメニューに載せておいて、安い食材を使って偽装し
利益を出しやすいのは高級店に他ならないものね。
客観的に考えて、あんなに誤表示が出るわけ無いじゃん!
意図的じゃなきゃ、あんなことには絶対ならない。
料理人とメニュー作成者の意思疎通が欠けていたなんて言ってるけど
総料理長はメニュー作成会議にも出席するからね。
高級レストランは少なくとも季節毎にメニューを作成し直すし
何年もそのまま誤表示していたなんてのは、考えられない。
使ってる食材とメニュー表示が違えば、絶対に気付く。
ということは、料理人も先刻承知の可能性が高い。
高級ホテルの総料理長といえば、役員でもあるんだから
ただ毎日料理だけしていれば良いってことは絶対になくて
メニュー作成が人任せなんてなんてことは考えられない。
基本的に料理のコストを考えるのも仕事の内だし。
そもそも総じて誤表示を強調してるけど
その言い訳が自分たちの最も守るべきものを否定してる事に気付いてない。
組織やブランドを守るために誤表示だと言い張ってるんだろうけど
彼等が所属してるのは『高級』であり『一流』な訳でしょ?
でもさ、高級で一流なところは、本来誤表示なんてしないのよ。
そういうところまで細かく気を配れるのが、一流の証しなんだもの。
ホテルにしろ百貨店にしろ、普段「お客様のために」を強調してるだけに
今回のことは相当なダメージだと自覚するべき。
ブランド・イメージだけで一流を名乗れると思ったら、大間違いだね。
組織も大きくなると、こういう歪みが出てくるんだな。
帝国ホテルまで出てきたときには、さすがに驚いた。
あそこだけは大丈夫だと思ってたから。
日本では全てに於いて、超一流の代名詞みたいなホテルだからね。
格式もサービスも料理も、何もかもが超一流で超高級だと信じてた。
こうなると、どこも信じられなくなるね。
まあ僕にはあまり関係のない場所ではあるんだけどさ。
それでも日本が世界に誇るべきものの一つだからね。
正直がっかりしてしまった。
まあ食品偽装って数年ごとに大きな話題になるから
食品業界では常態化してるんだろうな。
根底にあるのは「食べても気付かないだろう」という奢り。
正直調理してしまえば、相当なグルメでもなかなか判別できないね。
それはTV番組の『芸能人格付けチェック』でもお馴染みでしょ!
高級な物ばかり食べてても、なかなか当てられない。
まして食べ付けない庶民は、高級だと言われれば、そうだと思ってしまう。
そもそも高級な場所ってだけで、半分舞い上がってるんだし
日本人は特にブランドや権威に弱いところがあるからね。
逆にセレブは、自分は高級を知ってると思い込んでるし。
つまり高級店の料理を褒めることで、知ってるアピールをするんだな。
「ここで使ってる高級食材の味は、もちろん分かりますよ」みたいな。
でも実は安い食材で偽装されてたりする。
つまり高級店の高い値段は、顧客の満足度を満たすためのものなんだね。
必ずしも高級食材である必要は無いのかも知れない。
そんなこと気付かずに、美味しく感じるなら
それはそれで顧客を満足させていることは間違いないし
それだけ料理人の腕が確かな証拠でもある。
ともかく、今回のことは、一流とはなんぞやと
改めて問いかけられたような気がしたね。
世の中安易に信じてはいけないという戒めでもあるな。
街の洋食屋さんが、一番誠実で美味しいのかも知れないね。
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