流れのままに。

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安倍政権に暗雲の予感。

2014-10-20 17:47:07 | Weblog
内閣改造から2ヶ月経たないうちに、二人の大臣が辞任した。
しかも目玉だったはずの女性議員ばかり。
特に小渕議員の辞任は痛い。
自民党の顔になっていくはずだったからね。

美しくて、爽やかで、清潔感もあって。
おまけに家庭もあって子育てもしている。
何かとキナ臭いイメージの政治世界にあって
有権者向けにはうってつけの人材だった。

日本最初の女性首相に最も近いとまで言われていた。
党のイメージ戦略としては最適だっただろうし
女性の社会進出を政権の重要な政策としている安倍首相にしても
彼女の存在は大きかったはず。

だからあの若さで経産大臣という要職に抜擢したんだもの。
原発の再稼働問題を抱えてるのを承知でね。
そこを上手く乗り切れば、党内での立場も強くなるし
今後のキャリアにも、大きなプラスになるはずだった。

まさかこんなに早く躓くとはねえ。
安倍首相もちょっと落胆を隠しきれてなかったな。
アベノミクスも大企業偏重が国民にも気付かれてきたし
拉致解決も停滞してる印象がある。

一方で特定秘密保護法や集団的自衛権で反感買ってるし
何だか政権に暗雲が漂って来たような・・・・・
リーダーシップを感じるのは確かなんだけど
多少の強引さも鼻につくのは事実。

支持率を落とす火種は燻ってるね。
まあどんな政権も手放しで支持されることは無いけどね。
国民が満足することも無いだろうし。
ただ妥協点は維持して欲しいよね。

それはそれとして、今回の小渕議員だけど
多分彼女が何も知らなかったのは事実だろうな。
それが問題だと言えばその通りなんだけど
もっと問題なのは後援会だね。

父親の時代から支えてきた長老も多いだろうから
彼女のことは相変わらずお嬢ちゃん扱だろうし
意見出来ない雰囲気もあるんだろうな。
任せておきなさい、みたいな。

今回のことで一掃するいい機会なんだけど
なかなかそう簡単な話しでもない。
小渕家の政治活動を支えてきた功労者だし
地元では有力者逹でもあるから、選挙に影響する。

甘い蜜をそうそう簡単に手放すとも思えないし。
まあ、個人的に今回の失脚は残念だった。
ただ民主党はしてやったりのガッツポーズだろろうけど
国民はそんなにバカじゃない。

あら探しばかりに血道を上げて
国会の貴重な時間を無駄にしてるような党を
支持してもらえると考えてるなら
やっぱり呆れたポンコツ政党だな。