流れのままに。

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マイナンバーについて。

2015-10-14 13:37:07 | Weblog
近頃テレビのワイドショーやニュースの特集で、挙って取り上げられるマイナンバー。
今一つ良く解らないままに始まってしまったという人が殆どだろうね。
勿論僕もその1人だけど、これだけ特集でやられると
何となく解ってきた部分もある。

よく国民にとってのメリットは?という疑問が取り上げられるけど
実のところ使用者にとってのメリットは、殆ど無いと言っていい。
まあカードを作れば身分証になることくらいかな。
それも今のところは、さほどの事でもないね。

将来的に運転免許や健康保険証がこのカードに統合されれば別だけど
現状ではカードを作る意味もあるとは思えない。
なんか将来的にクレジットカードや銀行カードとしても利用できないか
検討してるなんて話しもあるけど、それはかなり疑問があるね。

あまり一つのものに情報を集約してしまうと、悪用されやすくなってしまうし
万が一落としたり紛失したりしたときのデメリットが大きい。
マイナンバーカードを落としてしまうと、一時的にしろカードに統合した
サービスが全て使えなくなる恐れがある。

何より情報管理する役所が信用できない。
民間と比べてセキュリティに対する危機意識が本当に低い!
今回早速取手市でマイナンバー流出が発生したけど
その説明に全く危機感は感じられなかったもの。

まあ役人なんて安定してるから公務員になる人が殆どで
市民のために汗しようなんてのはほぼ見当たらないからね。
しかも責任問題はたらい回しにしてうやむやにすればいいと思ってるし
最悪取引業者に押し付ければいいとたかをくくってる。

いかに責任を回避するかは、役人に最も必要なスキルだとやつらは信じてるし。
手柄は取るけど責任は取らないのが役人だから。
まあ役人批判はこれくらいにしておいて
そもそもマイナンバーは何のために導入されたのか?

簡単に言うと、国民を管理しやすくするためだね。
間違っても国民の利便性を高める為ではないな。
最大のメリットは、税金の徴収に抜け道が作りにくくなること。
企業も給料の支払いなどはマイナンバー管理になる。

例えば今後は副業した分の収入を誤魔化そうとしても、難しくなるはず。
まあ抜け道はあるだろうけど、雇用者が協力してくれないと、多分難しい。
そもそもそんなことをする会社は怪しいので、働くことに疑問はあるよね。
個人が個人に頼み事をして報酬を貰う分にはどうとでもなるけど。

これは完全に憶測だけど、政府としてはあらゆる場面で
このマイナンバーを活用したいはず。
極端な事を言えば、競馬などのギャンブルで購入に利用できれば
払い戻しが一目瞭然で、税金の取りはぐれが無くなる。

まあ儲かってる人はごく一部だから、思ったほど多くはないだろうけど
それでも億単位になるのは間違いない。
余談だけど、競馬に対する納税義務ってのは収支のトータル換算じゃなくて
いくら負けてても、払い戻しが法定額を越えると、納税義務が生じるのね。

負けてる分なんか全く考慮してくれない。
ただ最近例外はあったけどね。
裁判になったから覚えてる人も居るだろうけど
あれは対象金額が億単位で、投資と判断されたためで、あくまでも例外。

とにかく住民票の取得なんかで利用することはあるだろうけど
メリットと言う意味では殆ど無いってことだね。
将来的には解らないけど、現状ではそんな感じ。
それでいて個人情報流出とか、詐欺に利用されるとかの懸念はある。

導入が良かったのかどうかは、何年かしないと分からないね。

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