1994年の第2回ヨーロッパ鉄道紀行もいよいよ最終回です。
チューリッヒで帰国予定日が成田の雪で機体が無く、帰国が1日延期になりました。
さて、ツアーコンダクターの佐藤さんがなんとか全員の席を確保してくれて、午後2時にホテルのロビーに集合、その後チューリッヒ空港に行くことになりました。
若者は、相変わらず元気で、朝からどこかに繰り出してゆきましたが、私はそんな元気はありません。 どうやって時間を潰そうかと中央駅のそばの古い建物に行って見ました。
スイス国立博物館です。
玄関にこんな立派な馬車があったので感心して見ていたのですが、開館していませんでした。
建物の中で座っていられる場所は映画館だと気がついて、近くにある映画館に行きました。 映画館と言っても日本のようにいかにも映画館という建物では無く、普通のヨーロッパ調の建物の中にありました。 中には二部屋が背中合わせにあって、それぞれ違う映画をやっていました。 どちらでも良いし両方見ても良いようです。
どんな映画かは完全に忘れましたが、中で寝て時間を潰して2時にホテルに集合しました。
そこから、空港に行って、佐藤さんから言われたのが、「絶対に後についてきてください。昨日のチケットは使えないので、迷子になると日本に帰れません」。 チューリッヒ空港から小さな飛行機でミュンヘン空港へ。
スイスエアーの飛行機です。 小さい。
我々以外にも、成田の雪による欠航で帰れない日本人がいたが、佐藤さんはその人たちも拾って、同じ飛行機に乗れるようにしてあげていました。
欠航するということは一機分、数百人の客が乗れなくなり他の空席を探すので大変なのです。 多分、私一人だと、この日も飛行機を確保できなかったかもしれません。
ミュンヘン 20:15発 JL400で、無事成田に帰れたのでした。
さて、これからが大変
出国前に成田エクスプレスを予約してあったが、当然日が違うので乗れない。
なんとか、今日中に家に帰らないと、予備の1日を使い果たしているので、仕事を休むことになるのは都合が悪い。 遊びだけで1週間近く休んでいるんですから。
すぐに伊丹行きの空席を確保しに走る。 ファーストクラスだったが金に糸目をつける場合ではない、確保できて、21時に無事伊丹に着いて、京都行きの空港バスで帰宅することができました。
これで、第二回ヨーロッパ鉄道模型紀行は終わりますが、 昔初めて行った海外旅行のロンドンでも最後の成田で伊丹行きの飛行機に乗り遅れたことがあり、この後、何回目かのヨーロッパ鉄道紀行でも、やはり飛行機のトラブルで予定の日に帰れなかったこともある。
家に着くまでが旅行なので、海外旅行に限らず、帰りには特に注意しましょう。
完
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