鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

ギター発表会

2023年06月12日 | 雑談

私の趣味は1に鉄道模型、2にカメラだったのですだ、最近入れ替わって 1に鉄道模型、2にギター、3にカメラとなったのでございます。 他に旅行、その他色々遊ぶことは行っていますが、昨日はギターの発表会がありました。

私のギターはクラシックギターです、どちらかというと一人で弾く暗いイメージがあるかもしれませんが、独奏するというのは物凄いプレッシャーがかかるのです。

雨だったので、ギターのケースに専用のカッパを着せて家を出ました。 絶対に楽器を湿らせたくないのです。

 

場所は、二条城のすぐそばの堀川音楽高校のホールです。 この高校は音楽大学に行く人たちが来る、いわゆるプロの音楽家になるような人たちが来るので立派なホールがあります。 そこでの演奏で、晴れ姿の写真をお見せしたいのですが、撮影は自由ですが、施設が写っているものは公開不可というのがホールの規定です。 ですからお見せできない。

 

こんな格好をして出かけたのは20代の頃ですね。 後ろのトラックを見ると時代がわかります。

これから50年以上ですが、ずっとギターを練習していたわけではありません。 間がそれこそ50年抜けています。

職場のサークルでの演奏会です。 ギターケースを足台にしているので大した会場ではありませんが、何を弾いていたんだろう。

 

昨日の画像です。 バックを消してホールがわからなくしたのでこれなら載せても良いだろう。 蝶ネクタイをしているのは数年前に高齢者学校で合唱をした時に百均で買ったもの。

演奏スタイルはあまり変わっていないようです。

最近のギタリストはギターをもっと立てて持って、チェロのような感じで弾きますが、真似をしようとしても今更無理です。

 

ピアノの発表会などと同じで習っている人たちが発表演奏するので、子供から若者、年寄りと色々いてレベルも様々ですが、若者はクラシックではなく歌やエレキなどもあります。 

10時に集まって記念写真の後、いろいろな演奏があって私の出番は3時半ごろ。 それまで適当に聴いたりしているのですが、楽屋で昼食どきにペットボトルのお茶をYシャツにこぼしてかなり濡らしてしまった。 お茶を飲みながらスマホを操作していたのが間違いで、かなり大きくYシャツが濡れている。

お茶なので色がつかないかと自分ではよく見えないので写真に撮ってみました。

あまり見えないようだ。この時点でもかなり濡れていたのだけれど。 やはり緊張しているので失敗が多い。 コーヒーでなくて良かった。

 

1ヶ月ほど前には、教室でリハーサルをして緊張する練習をしているんだけれど、やはり緊張度は模型の運転会の比ではない。

 

ちゃんとしたパンフレットもあるのですが、こちらは進行表。 これをみて自分の出番が近くなると楽屋裏で練習を始めます。 他の人の練習を聞いていると上手に聞こえるので、ますます緊張します。 ピンクで塗ってあるのが私です。

出番の3番ぐらい前になると呼ばれて、待機します。 すると手に汗が出てきてこれは困った、汗で指が滑らなくなると困るのでハンカチを出してギターをハンカチで握って待機。 そして、次の番になると舞台裏に移動。 ここでは静かにしていないといけない。 前の人が弾いているのが微かに聞こえるが、とても上手そうだ。 間違ってくれれば気が楽になるんだけど、なんて悪いことを考えちゃって。 結構長い曲なので、ハンカチでギターを磨いてピカピカにして、照明でギターを光らせてやろうなど気を紛らすことを考えたりして。 ソロは緊張するのです。 誰も助けてくれないのです。 緊張して手が震えて上手く弾けなかったことは多々ありますが、さらに頭が真っ白になると、止まってしまいやり直そうにも、何が何かわからなくなるのです。

 

舞台の扉が開いて、「はい、どうぞ」と押し出されるようにされると同時に、紹介のアナウンスが鳴る。

舞台の上を歩いて、真ん中に置いてある椅子に行くのだけれど、観客の顔が見える。 端に座っているのはNASAさんだ。 椅子の横に立ってお辞儀をする。 お辞儀はリハーサルの時に練習しているので、背を伸ばして顔を上に向けて堂々と? お辞儀をゆっくりする。 椅子に座りハンカチで手を拭いて、この辺りはベテランの雰囲気だっただろうか、前を見ると孫が座っていた。 

少し音合わせのふりをしながら小さな音を出す。 最後の音合わせももちろん大事なのだけれど、実は緊張でほとんど聞こえていない。 音合わせのふりをして落ち着こうと思っているだけだ。 それも長くできない。

本番の演奏。 最初の音を出したが最後、もう進むしかない。 最初の音から少しのフレーズが難しい。 ここで失敗すると後に響く。 でも、上手くいったのです。 これで緊張は少し和らぎ、あとは流れるように弾ければいいんだけれど、素人の悲しさ、流れるどころか澱んでくる。 でも、良いホールは音響効果が良いので、自分のギターの音が綺麗に響いているのがわかる。 実に気持ちが良い。  ということで、細かいミスはあったものの無事最後まで辿り着いた。 特に最後は思ったようにできて、終わりよければ全て良し、で、気分良く終わりのお辞儀ができたのでした。

あっ、曲名ね 「アラビア風奇想曲」でした。

舞台を歩いて端までゆくと、戸が開くはずなのに、開いていない。 自分で押し開けて、舞台裏に出ると、ドア係が居眠りをしていたという落ちが付いていました。

楽屋からエントランスに出ると、HNモジュール仲間がいてくれました。 来てくれていたんだ。 昔からの友人もいたし、そこで興奮したまま何か話したけれど忘れてしまった。 そして記念写真を撮るのも忘れてしまった。

 

これはホールのパンフレットの写真だ。 こんなホールでの演奏でした。

最後のトリの人は若いのですがとても上手で、アルハンブラの想い出を弾きました。 トレモロが綺麗で私なんぞよりもずっとうまい、 前半が終わり中間部に入ったところで、ピタッと止まってしまった。やり直そうにも上手くゆかずモタモタしている。 それでもやり直したところからはまた上手く弾いていたのですが、再度止まった。  上手な人でも真っ白になって止まってしまう事がある見本でした。 でも、止まってもこの方が上手だということはよくわかる「良い演奏」でした。

帰ったらくたくた、ビールが美味かった。

音ファイルを載せようと思いましたが、載せられないようです。

そうそう、会場を出る時に女の人が追いかけてきて、とても良い演奏でしたと褒めてくれました。 そして昨年はスペインの曲でしたねと覚えてくれていたのにも嬉しかった。 やはり、褒められるのは大好きです。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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