ウイーンに着いて3日目、ハンガリー、ブタペストに行きました。
ブタペストで行きたい所は
1)温泉: ブダペストは温泉の街で市内に100箇所ぐらい温泉がある。
その中で有名なゲッレールト温泉にゆきたい。
2)王宮: ブダ地区にある王宮の丘からドナウ川を見たい。
3)鎖橋: 王宮から山を降り、ライオンの像がある鎖橋を渡ってペスト地区から駅に戻って帰る。
ブタペスト東駅に着いて、お金も1日に使う分を考えて両替して、いまから地下鉄、市電の一日券を買います。
ここは駅前広場のように見えますが、地下です。 ここにチケット売り場があるので行きますが並んでいる。 並んだが買い方がさっぱり分からないので、後ろの人に迷惑がかからないように一番後ろに並び直す。 チケットの種類や言葉がわからないので気を使うのです。 ちなみ一日券の料金が800Ftとメモにありましたが、ハンガリーのお金の単位がFtだったのでしょう。
地下鉄に乗ります。 かなり古い、錆だらけだ。 たしかブタペストは世界で最初に地下鉄ができたと聞いていたので、古いのは仕方がないが、これがその車両かな? そんなはずはないけれど。
それにしても雰囲気がありますね。
場所名は忘れましたが、交通の要になっているところ、ここから市電でゲッレールト温泉に行きたい。
生憎の雨、2月の雨なので寒い。 乗り場がいくつかあり、言葉も標識も読めないので大苦戦。
そして、最近まで共産圏だったこともあり、皆の服装も暗く、なんとなく怖い雰囲気で、緊張しているのです。
市電の行き先はわからないし、あちこちにある乗り場をうろうろして何とか市電に乗り込みました。 市電の形は好きな形です。顔が細いのが好きなんです。
市電の車窓から見るとやはりヨーロッパの街の雰囲気ではありますが、暗いのは雨のせいか?
こういう車とすれ違うと、やはりソ連の名残が残っていると思ってしまいます。
こんな車両が展示している所がありました。 市電の客はどんどん減っていって、何となく寂しい場所に来た。
そして、終点。 えっ〜 間違って反対行きの市電に乗ってしまっていたのでした。
一日券があるのでチケットは気にしなくても良い、乗り換えて、ゲッレールト温泉を目指します。
ここが終点だったのかどうかわからないのですが、市電の停留所の写真として載せておきましょう。
今度は右手に王宮の丘、左にドナウ川を見ながら川岸を走ります。 これは鎖橋ではありませんが大きな橋です。
はーい、ゲッレールト温泉到着、と思ったら、これはゲッレールトホテルの入り口。
温泉の入り口は横の方とのこと。
たしかこれが温泉の入り口。 立派でしょう!
中にはこれ。 値段が書いてあるのか時間が書いてあるのかわからないよ〜
そして、券を買う場所が右と左の二箇所あって、どちらも何人も並んでいる。 さて、どちらに並ぶのかすらわからない。
ままよ、と並んでいたら、どなたかがこちらは違うと、反対側に並ぶように教えてくれた。
どうも、温泉とプールに分かれていたのかもしれない。
入るとこの立派さ。 でもね、どこにいったら良いのかわからない。 言葉は通じないし。 案内標識があっても読めないし。
立派でしょう? 椅子があるので座って様子を見る。 そういう時間も優雅な感じ。
そのうちに温泉の入り口らしい場所を発見。 知らなければ入って行けないような扉です。
入り口で何やら聞かれて、鍵とバスタオル、フンドシらしきものと袋に入ったシャンプーを渡された。 地下に降りると更衣室が並んでいた。 何となく牢屋のような感じがする。
この中で裸になりふんどし一丁になるようだ。 なにせ、システムが分からないのでビビりながらの行動。
そして、大失敗だったのが、タオルを持っていなかったのだ。
温泉です。 広い。 浴槽は右と左の2つあって、36度と38度、どちらもぬるい。 この温度がハンガリー流なのだろう。
でもって、普通のタオルを持っていないので体を洗えない、というより拭けない。 顔を洗ってフンドシで顔を拭くという様になったのであります。
奥に、マッサージと書いた所があったので、ゆくと、台の上にうつ伏せに寝て、大きな毛むくじゃらのおっさんが、マッサージというより、タワシで体を擦るに近い。 そして太いホースでお湯をかける。
まるで、マグロの解体前に洗っている感じだった。 まあ、何事も経験。
と言うことで、ゲッレールト温泉すばらしいでしょう?
さて、これから王宮に行って昼食にしよう。
つづく