DCCではいろいろなファンクション機能が付いています。
その一つに発煙装置があります。
これは、60年近く前の写真です。 真鍮板と真鍮カーテンレールからスクラッチビルトで自作したC57です。 まだ若い。 20歳過ぎの頃です。 このC57を2〜3年前に大修理した時にサウンドDCCに改造しました。
ちなみに、後ろに写っている車両はカトーの9mmゲージのC50と客車です。 客車もあって、レイアウトを作っていて、その上での写真です。 まだNゲージと言わない頃から、9mmゲージを触っていて、Nゲージでも古株なのであります。 エヘン!
DCCに改造している写真です。 色を剥がして、至る所を修理と改造をしました。
煙室の中に発煙器を入れています。 見えますか?
SEUTHE社の発煙器です。 この社名は ” ゾイデ ” と読みます。 頭ごなしにゾイデと覚えなければ、アルファベットを見ても絶対に読めない。
発煙器にはいろいろな形がありますが、普通は上の形を使います。 配線がついているのはテストのためにつけただけです。
これはDCでも使えますが、煙が出る電圧まで速度を上げないと出ないし、任意に煙を止めたりできない、 DCCでは、一定電圧がかかるのでしっかり煙がでるし、停車中には少ない煙にすることや、部屋が臭くなるので適当に止めたりできます。
本物の煙のようではないかもしれませんが、煙が出ると蒸気機関車らしくなります。 特に、建物の裏や木の影に機関車が隠れても上に煙が見えたらとても感じが良い。 まあ、本物の煙のようにもくもく出すとあっという間に、家で使用禁止、運転会でも火災報知器が鳴るかもしれないので、この程度の煙で良いでしょう。
最新の蒸気機関車ではシリンダーの動きに合わせてドラフト音と共にシュッシュッと煙を噴き上げます。
蒸気機関車の出発です、力強い音とともに、煙をシュッと噴き上げ、またシュッと噴き上げる。 これぞ蒸気時代の再現です。
音と煙と機関車の祭典です。
これは他の機関車ですが、煙を噴き上げる発煙器です。 四角くて大きい。 この中に小さなモーターが入っていて、それがドラフト音と同期して煙を噴き上げる仕組みです。 DCCでなければできない芸当です。 この発煙器を自分で買ってもデコーダーの設定ができなければ、こんな芸当はできません。 もう自作の時代は終わりと思ってしまいます。 だって、メーカーにはそれぞれのプロがいて、こういうプログラムも作ってしまうからです。
煙は蒸気機関車だけとはかぎりません、ディーゼルだって煙を吐きます。
煙の他に
連結器です。 大きな連結器がついていますが、これは遠隔で連結開放ができるのです。
コントローラーの連結器の絵のボタンを押すと連結が外れる。 入れ替えに便利ですが、普通の列車でも終点で機関車を外すのにとても便利です。
これはメルクリンの車両だからだろうと思う人がいますが、電気的にはメルクリンも2線式も全く同じでトリックスブランドは2線式で同じことができます。
これは客車のドアが開いているところです。 DCCの客車で、コントローラーからドアの開閉ができます。 たったそれだけだと思うでしょうが、開くと あれっ! と思うよ。
そして、写真がありませんが、すなわち車両を持っていませんが、今では電気機関車のパンタグラを昇降させる機能がついているものがあります。 そして上げた時に、架線に当たって上下にフワフワしてから止まるような細工までしてあります。
これは小型クレーンです。 走行もしますが、クレーンも動く。 動きが可愛らしい。
さらにメルクリンの大型クレーンです。 これはすごい。 持ち上げたり回転したり、かなりいろいろなことができます。 DCCならではの機能です。 コントローラーも2つのつまみを使うので、それなりのコントローラーがなければ使えないでしょう。
このクレーンを使って模型の貨車の転覆を復旧させる動画がありましたが、今探したけれど見つけられなかった。 暇な人探してみてください。 2〜3本はあったと思います。 そのクレーン車はROCOの製品でした。
そうそう、ラッセル車の羽を動かすものもあったり、マルタイもあります。
このように、ディジタルでは走らせる機能以外にいろいろなことができ、その範囲はアイデアさえあればいくらでもできるという感じです。
つづく