日本刀を作る
日本刀です。 これは短めで刃先が尖っています。
こちらは長い
波紋です。
こういう日本刀を作っているところを見学撮影会です。
渋滞の京都縦貫自動車道、止まるほどの速度で着いた所が、間人です。
間人を読める人〜〜 京都人ならこれは読めるけれど、間人(たいざ)と読みます。 間人と聞けば、うわー、京都の端だと思うほど京都市からは遠いのですが、京都府です。 ここは間人ガニが有名です。
海の手前の農村です。 丹後半島を横切ったのですが、人里離れているとばかり思ったのですが、意外と大きな山はなく、あちこちに集落があり、集落というより町があり、丹後半島はたくさん家があるんだと思いました。
この先の家が刀鍛冶の作業場です。 撮影会なのでカメラを担いでぞろぞろ歩いています。
家に入ると大きな暖簾があって、これをくぐると
この部屋は展示場でした。 小物も売っていました。 でもね、小さな小刀でも万の単位で高級なのです。
木の刀が置いてありました。 多分、ここに刀を作ってもらう、注文するときの参考のために色々あるのだろう。
刀鍛冶の親方です。 若いです。 この方を含めて若い方3人で刀を作っていて、日本伝来の方法で刀を作る伝承工法を守るつもりで頑張っているのです。
後ろの小屋が、刀を作っている作業場で、火を使うので別棟になっています。
炉です。火が入っていて、鉄が真っ赤に焼けていると思っていたら、まだ火がついていない感じ。 右の人が燃料、炭? を入れています。 種火は下にある様です。 左の人が左手で吹子を動かしています。 電動の吹子もある様ですが、こういう時には伝統の工法で行う。
火が大きくなる間、刀作りの説明をしてくれます。
この上に乗っている鉄が刀の材料です。 この日本刀用の鉄は、買える場所と期間が決まっていて、日本全国の刀鍛冶は必ずそこで買っているとのこと。 そこは鳥取か島根か聞いたけれど忘れたのですが、むかしから多々良が取れる場所で、3月ごろしか買えないとのことでした。
これを熱して、叩いて粘りを出して刀を作るのです。
説明の間を飛ばして、これは刀に泥を塗って波紋を作る説明です。 泥の塗り方でいろいろな波紋ができる。 泥も2種類使っている。 室町時代の波紋とか安土桃山時代の波紋とか、客の注文に応じて波紋を決めている様です。
説明する姿にも熱が入っています。
かなり炎が上がってきました。
皆、写す気満々です。
炭が真っ赤になって、右手で持っている材料の鉄もかなり赤くなってきた様です。 周りに立っていても暑い。 この方は相当暑いはずだ。
真っ赤になった鉄をこの槌で叩くのですが、持たせてもらったけれど、とても重いです。 頭の上にあげるなんて私には無理でした
いよいよ、たたきが始まります。 火の粉が飛びますから気をつけてと声が飛びます。 ちなみに化繊の生地だと火の粉で穴が開くことがあるので、綿系統の服装でと言われています。
つづく
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