バンコクのドンムアン空港
格安航空の拠点化進む
写真提供、Thai Airways International
バンコクの第2の空港、ドンムアン空港の格安航空の拠点化が進んでいる。
タイ国際航空傘下のタイスマイルエアウェイズが8月8日から一部路線の発着をスワンナプーム空港からドンムアンに移したほか、シンガポール航空傘下のスクートも9月からバンコクの発着空港をスワンナプームからドンムアンに移転する。
タイスマイルはタイ北部チェンマイ、東北部コンケン、南部プーケットとバンコクを結ぶ路線の発着をドンムアンに移転した。それ以外の路線はスワンナプーム発着。タイスマイルはバンコクを起点にタイ東北部ウボンラチャタニ、タイ南部クラビ、ルアンパバン、マンダレー、コロンボ、ニューデリーなどに定期便を運航している。
スクートはドンムアン移転にともない、提携先であるタイ国際航空系の格安航空ノックエアのドンムアン発着のタイ国内線の航空券を自社ホームページで購入できるようにする。スクートは現在、シンガポール―バンコク線を毎日1往復運航している。
ノックエアとスクートが49%ずつ、ノックエアの経営陣が2%出資し設立した格安航空ノックスクートはドンムアンを拠点に中長距離の国際線を運航する予定で、現在、就航準備を進めている。年内のドンムアン―日本路線就航を目指し、今年第4四半期中にタイと日本の航空当局の許可を取得し、許可取得から1カ月で運航を開始する予定だ。使用機材はボーイング777―200型機2機。9月に航空券の販売を始めたいとしている。日本の乗り入れ先は明らかにしていない。
格安航空大手エアアジア傘下で中長距離路線を運航するタイ・エアアジアXも9月から、ドンムアン―成田(毎日1往復)、ドンムアン―関西(週5往復)を運航する予定だ。
ドンムアン空港は長くバンコクの玄関口だったが、2006年のスワンナプーム空港開港にともない、一時、民間定期商業便向けの供用を停止した。2007年に再開港し、ノックエアなどが拠点としたが、2011年にはタイ中部を襲った大洪水で空港全体が水没し、大きな被害を受けた。2012年、当時のインラク政権により、ドンムアンを格安航空の拠点とする方針が決まり、同年10月、スワンナプームをバンコクの発着空港としていたエアアジア・グループがドンムアンに移転した。
ドンムアンの現在の旅客処理能力は年1850万人。年内に旧第2国際線ターミナルビルを改修、第2ターミナルとして供用を開始し、旅客処理能力を年3000万人に引き上げる計画だ。ドンムアンの今年上半期の旅客数は前年同期比20・8%増の960・3万人で、このうち格安航空の旅客は31・2%増、692・8万人だった。
ニュースクリップ より
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