ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

対抗馬の存在

2011-07-06 | 記事

スポーツで強くなるためには、一人ではだめだ。ベースボールでも、長嶋と王、剣豪でも、武蔵と小次郎、ゴルフにおいてはなおさら、強敵が必要。パーマーとニクラス、ベンホーガンとバイロンネルソン、ジャンボと青木、極端な表現だが、切磋琢磨する原動力は、コンピーターに負けてなるものか、という負けじ魂に尽きる。業界ならずとも、突然、救世主のように湧いた、石川遼にこのスポーツの存在を背負わせてしまった。遼には、最初は、その風を快く感じたが、
だんだん、重荷がさらに重力を加え、疲労困憊まで追い込まれて動きが鈍くなっている。
業界は、プロの世界の最先端で、遼の強敵になるプレヤーを育てるエネルギーが求められている。そうしないと、遼が生きてこないのだ。せまいフィールドでいくら、いい成績を積み重ねても、世界ランキングの上位に入っても、実力は、100位前後がいい見方であろう。
なぜならば、神の子といわれたガルシアが100位前後にいるのだから。マスコミは、遼を祀り上げて、実力以上のゴルフをさせようとしている、これは危険なことだ。対抗馬を育てよ。

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