遼と英樹が、そろって決勝へイーブンパーで進んだ。マキロイも同じ、イーブンパーだ。どれほどこのコースが、難しいか、賞金王の藤田と全米シニアオプンの覇者、井戸木が、予選をクリア出来ななかっただけでも、わかるはずだ。
難敵は、ラフの強さだ。雨後、フェアウエイもボールは、走らないし、距離が出ない。オーキルのフィールドは、簡単には、征服できない。遼も元気いっぱい、ツアー選手として、推薦された以上、意地ににかけて、予選を通過した。英樹は、力を見せつけたセカンドラウンドで68をマークして、予選をクリアした。タイガー、141、ミケルソン 142で日本の若者のほうが、ワンストロークでも上にいる。韓国勢が、崩れる中、この二人のプレヤーが、日本のファンをうならせる活躍ぶりは、猛暑が吹っ飛ぶ気概だ。英樹は、柔軟にラフやエッジの処理を出来るようになっており、アマチュアで世界で活躍した経験も加味して、日ごとに、たくましさが見られる。
日本のマスコミの一部は、英樹を怪物だと評してやまないのだが、怪物かどうか、見極めて評論すべきであろう。それにしても、ツアーで苦戦している遼が、PGA選手権を、決勝へ進んだ経緯は大きい。あと二日間、命懸けで、戦ってみろ!!結果は付いてくる。上品な球を打つ必要はないのだ。経験を生かせ!!記者が、外国特派員クラブで遼君に進言したことを、忘れずに、体当たりしてのを嬉しく思っている。過去は帰らない。現在は、すぐ、過去になる。未来が、すぐ、現在になる。だから、前方位の勇者でなければ、己の戦いに勝利出来ない。
ミケルソンも調子はいいと断言していた。タイガーも、同じく、自信をのぞかせていた。しかし、オーキルの過去の優勝者は、二クラス、トレヴィノ、そしてカーチスストレンジ、など見ても、深く考えさせられるものがある。
40不惑を境に、プレーの真髄を求めるミケルソンとそれに向かうタイガーの第2の黄金時代、両雄が世界ナンバー1位と2位を占める。しかし、現在、世界の選手の層は厚い。誰が、走ってもおかしくない戦国時代だ。
遼と英樹が、どこまで、食い込めるか、36ホールに胸が震える。熱いコーフィーで、やけどした唇など問題ではない。記者は、新しいゴルフの歴史がはじまったと、思っている。
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