photo by Golf channel /wgpca
遼がいよいよ、ソ二―オープンに入る。
遼に感謝しなければならないことがある。多忙な日々で、釜石を訪問し、現地の子供たちに親密に友好を重ね、元気づけてくれたことだ。それほどに、遼には、東北震災を少しでも救援し、活性化へのエネルギーを送ってくれていることにありがたく思っている。
一度や二度、善意の行為が、東北の人々に伝わった事実は、他のスポーツ選手からも伺い知れるが、遼のように、約束を果たし、衷心から被災者の方々や子供たちに接してくれているのは、本当のチャンピオンであると思うのである。だから、遼への応援団は、減ることはない。辛辣な辛口で批判を主眼とする記者でも、遼のことになると、応援者になってしまうのだから、ファンなら、言をまたないであろう。ソニーオープンの結果は、これからのツアーを占う点でも大事なゲームである。遼のような高いボールを打つ選手には、風は、思ったより、ハザードになる。できるだけ、アイアンを打てる選手だから、短くグリップして、コントロールされた球筋で,戦うのは、どうであろうか。スイングについては、アダムスコットに劣らぬ完成度の高い美しさは、観る者を魅了するに十分だ。これだけのスイングを持った選手は、過去に日本にはいない。35年、メジャーをはじめ
試合を観てきた記者がいうのだから、間違いはあるまい。歴史を創るにふさわしい遼のゴルフだ。
Tournament of the Champions at Kapalua では、ご存知のように、マスターズチャンピオンであり、昨年、最終タイガー招待、シャーウッドでタイガーをうっちゃたザックジョンソンが、遼の相手になるであろう20歳のジョーダンスピースの猛追の中、18アンダーで優勝した。制した武器は、短めに握ったアイアンであり、風を見事に制御して、グリーンを攻めた結果の勝利だ。ザックは、177センチ、遼より、2センチ背丈があるだけ、ただ、体格が太めだが、攻撃的ゴルフも参考になろうか。
遼は、アプローチとパッテイングは、文句はないので、ワイアラエでは、ポカをやらないことだ。英樹は、マスターズから招待状がすでにきたので、照準をマスターズに合わせた、治療に専念して、日本代表のプレーを見せてほしい。ローアマの経験もあるので、オーガスタは、馴染みのフィールドである。ローアマ二年連続をカントレーに破られたが、遼にとっても、カントレーやユーライン、などの同世代が、ここ5年間のスターダムへのコンピテイターである。遼に休息の時間は、なくなったと言ってもいい。それだけに、ファンの強い思いやりのエネルギーが必要だ。スコアだけが、ものをいう世界、ファンのテレパシーが遼に伝わるとき、ボールは生き物になる。
サアー。面白い世界へわれわれも旅を始めようではないか。
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