東日本大震災、10年目を迎える。悲惨と慟哭の中、親子離れ離れになり、死別した被災者を一日たりとも忘れてはなるまい。何にもできない人々は、祈ることは出きるでしょう。彼らのために涙を流すことはできるでしょう。
己に恥じることはないか、と問う自分に、ややもするとコロナ蔓延で、この大災害の被災者に思いをを寄せていない自分を許せない。被災者の気持ちを察すると、胸が張り裂けそうだ。10年の節目、もう一度、この災難を考え直してみないか。何か、忘れていることはないか、全国津々浦々に至るまで、問いかけたい。
大震災に被災された人たちが、複雑な思いを断ち切るのは、容易ではない。しかし、被災を免れた人たちが、奥底より寄り添い祈り、援助していくならば、やがて、悶絶の苦しみが薄められるのは、言うまでもない。
日本国民は、一家族ではないか、我々にできること、真剣に実行していきたいものだ。 東日本大震災の被災者に、祈りを欠かすことはできない。
執筆同人 古賀剛大