GT速報 Joseph Gordon , correspondent/USA
Cameron Smith 優勝
新記録 34 アンダー
世界一のジョンラームに競り勝つ
互いに26アンダーで並び、ファイナルデイを迎えた二人は、マッチ―プレー様相で、ショットを緩めない。
結果的には、ワンストロークの差で、オーストラリアのキャメロンスミスが34アンダー新記録で勝利を見事にした。4日間のカパルア、ダイナミックで距離も十分なチャンピオンコース、まずボギーをたたかないことが最低条件になる。72ホールで、スミスが3個、何とラームは、ボギー一個しかたちていない。記者がどこに差が出たかを検証すると、2日目は、ラームはフェアウエイキープ率は、100%、だが、3日目、4日目と落としている。一方、優勝のスミスは、徐々にグレードを上げ、日ごとに、ボールストライクの確率を上げている。
誰もが、豪打のラームが、距離では圧倒するのでは、思うに違いない、スミスの飛距離が伸びて、最終日は、320ヤード平均であるのに対して、ラームは、平均20ヤード置いていかれた。これには、ラームはショックだっただろう。すべてのカタゴリーでスミスがラームを制した。スコア的には、3打差以上がついてもおかしくない状況下、さすが世界一のラーム、一打差という僅差に抑えた のは賞賛に値する。
GT では、最初からスミスを筆頭に名指ししていたが、練習から見ても、出来上がりが完璧でショットに自信が溢れていた。ハワイでは、ソニーオープン優勝とこれで2勝の快挙、今後の活躍が見えるようだ。記憶しておくべきは、12アンダーが3名もいて、61というレコードをトーマス、何と7年ぶりのマットジョーンズが最終日に記録し、32アンダーのビッグスコアで3位につけたことだ。表彰状ものである。
英樹の健闘は評価できるが、ムーブイングデイにビッグスコアを期待したが、大きく上位に差をつけられ臍をかんだ。ただ、ドライバーの調整が出来れば、今後の試合で上位に絡むのは間違いない。4月のマスターズまでに確実な仕上がりをしなければならい。スミスの脅威の飛距離アップには、驚いた今年の試合である。