Arnold Palmer Invitational
B.デシャンボー 優勝 頭脳と力量感の厚みを見せた勝利
Photo; PGAtour/WGPCA/ GDB
B.デシャンボーのゴルフの魅力は、力量感あふれる攻撃的なゴルフにある。この大会は、われらアーニーのホーム、ベイヒルに招待された選手が、しのぎを削るトーナメントでタイガーの複数勝利でも有名でもある。アーニーエルスが、初めて米国で戦うチャンスをパーマーによって与えられた貴重なフィールドである。英樹にはいい結果がなぜか残せない。今年も、予選をぎりぎりで通過、あとは、集中を切らさず18位、2アンダーを記録した。決してやさしいコースではなく、技術と攻撃と防御が攻めあうチャンピオンコースである。よく戦いを演じたのは、日本でもなじみが深いリー。ウエストウッドの大活躍である。三日目には、イーグルで10アンダーでトップにも並んだ。11アンダーでトップ、4日目もワンオーバーの好プレーをし2位に甘んじたが、優勝してもおかしくない味があるプレーを見せつけた。スピースは、優勝戦線を疾走していたが復活の嵐は、今日も凋んデ3オーバーの75でトータル6アンダー、悲願は遠のいた。しかし、随所に間違いなくMAJORに向かっていた時のスピースに戻りつつある。デシャンボーは、アーニー好みの攻撃的ゴルフを主軸としてファンを沸かせている。データーから判断しても、マネジメントがしっかりしていて、距離を定めて、メリハリをつけた処理は、彼の頭脳が明晰であることを表している。
飛ばすときには、400ヤードに向かって真振りを、飛ばさないときは、しっかりアイアンで置き球を、パッテイングは、慎重に勇敢に、192ヤードの残りを9番アイアンで打った時には、言葉を失った。ゴルフは、DJやマクロイやデシャンボーでまさに大変化したといえる。デシャンボーの肉体改善は、完全に成功したといえるか。天国からパーマーは、どう見ているのだろうか。
まずは、デシャンボー。優勝おめでとう。
GT.執筆同人 古賀剛大