YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

点火タイミング再調整

2021年12月29日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
60,803.6km

先日プラグの焼けを見たところ、特に左がくすぶり気味で、かなりカーボンが付着していた。
あと、エンジンスタートしてから温まるまで、左シリンダー(エキパイに触って確認)の方が明らかに時間がかかる。

とりあえずプラグ清掃だけして組み付け、本日60kmほどテストランして再度プラグを外してみたところこんな感じ。↓

やはり左がくすぶっている。

約1,000kmだけ使って保管していたグリーンプラグと交換してみる。↓


当然ながら、プラグ交換だけでは解決しないと思われ、エンジン温度の上がり方も左右シリンダーで異なり、排ガスも通常より生ガス臭いように感じる。
左シリンダーが不完全燃焼しているに違いない。
キャブのパイロットスクリューは以前調整済みだが、その程度で治る症状ではない。

アイドリング回転が安定しないのもこのせいかと思われる。走行中はパワー感が低いように感じるものの、走行自体に支障はない。

左シリンダーに失火が無いかチェックするため、スパークチェッカーをかませてエンジン始動。
問題なさそう。

今日はこれ以上やるつもりはなかったのだが、どうにも気になり、点火タイミングのチェックにかかる。


かなり昔に買ってから数回しか使っていないタイミングライト。先日単一電池を買っていたため交換。

点火タイミング、めちゃくちゃおかしい。
よくこれで走るもんやな、というほど。

デジタルイグニッションに換装した時に点火タイミングの設定を間違えていたに違いない。


純正のピックアップはベースを動かすことにより調整するが、このデジタルイグニッションは、ピックアップローター(ディスク)側を回して調整する。

外したプラグをプラグキャップに取り付ける。
クランクを回して左シリンダーの圧縮上死点を出し、その状態でイグニッションをオンにしてから、ピックアップローター(ディスク)の固定ビス(イモネジ)を緩め、ゆっくり回し、左シリンダーのプラグがスパークし刻印Nまできたところでビスを締め込み固定する。
…と、マニュアルによると概略はこのような手順になる。


再びタイミングライトでチェック。問題ない位には合っているようだ。
吹けも悪くない。

が、あいかわらずエンジン温度の上がり方も左右シリンダーで異なっている。

前から気になっていたキャブの同調に問題があるのかと考え、ついに登場2連バキュームゲージ。例のAli-expressで購入した激安送料込み約2,000円の品(笑)
口で吸ったりしたところでは、それなりに使用には耐えそうだ。吸入負圧の数値は当てになりそうにないが、同調をとるだけなら使えそう。


夜中に住宅街でエンジンをかけるのは憚られるため、セットだけして本日は終了。



オイル交換後ちょうど1,000kmを超えた。
それなりに汚れてきている。ぼちぼちMobilの激安オイル10w-30に換えてみたいところだが、上記の症状が解決できてからとする。


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