ベイシーがピアノを弾くのは当たり前のこと。
ベイシーと言えば、ビッグ・バンドである。
そのサウンドの中に聞こえる朴訥とした彼のピアノの音を味わうのであるが、
『カンサス・シティ7』(インパルス)でベイシーを聴き始めた小生は、
コンボ編成より小さなピアノ・トリオでベイシーのピアノを堪能したくて、アルバムをいろいろ探した。
その一つが、『ベイシー・アンド・フレンズ』(パブロ)である。
このアルバムでは、トリオ演奏の他、
オスカー・ピーターソンとのダブル・ピアノやフレディ・グリーンのギターも加わる演奏、
ベイシー御大のオルガン演奏も楽しめる。
ピーターソンとは、パブロ・レーベルでいくつかアルバムが作られているので、探してみては如何でしょうか?
パブロ・レーベルでは、ジャム・セッションものが多く作られていますが、
ピアノ・トリオはリラックスした演奏で心和みます。
この後、ベイシー・オーケストラに少しずつ嵌っていくのですが、
当然、あのお方の影響が大であります。