Sam Yahel(org)
Seamus Blake(ts)
Ari Hoenig(ds)
Mike Moreno(g)
この4人のフルネイムを羅列したのがグループ名なのかは定かではない。季刊発売の『ジャズ批評』に、このアルバムが紹介されていた。
ピンク・フロイドの『狂気』を題材に、彼らがジャズ・ヴァージョンに仕立て上げた作品である。
『狂気』は、モンスター・セール・アルバムで、発売前に東芝が楽曲提供していたFM放送で耳にしていたが、その当時はハード・ロックがお気に入りであり、プログレは聞いていても、少ない小遣いの使い道にはならなかった。
ピンク・フロイドのアルバムは、『炎』を手にしてから『おせっかい』を購入したと記憶している。
『狂気』を手にしたのは、発売後20年以上経ってからだったと思う。国内盤が廃盤になっていて輸入盤を購入した。そして、『狂気』発売30周年記念アルバムSACD盤を購入し、5.1チャンネルで聞いたりした。
そんな『狂気』をジャズにしたアルバムが出ると『ジャズ批評』に紹介されていた。すでに、キング・クリムゾンをジャズ化したアルバムを耳にしていたので、期待感を持って購入した。ベースが入ってないのが少々不満ではあるが、結構良い作品に仕上がっている。
ジャズもプログレも好きだという方には、クリムゾン・ジャズ・トリオをお薦めします。こちらのトリオはアコースティック・トリオで、ベースが気持ちよく響きます。残念ながら、このトリオの作品は1枚しか出ていません。昨年、リーダーのイアン・ウォレス(第二期クリムゾンのドラマー)が亡くなってしまったからです。
今回紹介したアルバムの4人組にも、次のアルバムを期待しています。
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