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本日はコミティア147が開催され、コロナ禍の以前とほぼ同じように賑わいました。
私は一般参加でしたが、その目的は去年末に作った漫画本を出張編集部に持って行って、
プロのご意見を聞くことにありました。また、久しぶりに大規模な創作イベントを回って
そのレベルや技術や傾向を感じ取る目的もありました。
コミティアはコロナ禍以前のコミケと違って入場も全般的な雰囲気もまったりしていて
一般参加としては昼頃行ってもよかったのですが、少し早めに行って一般参加列に並びま
した。しかしおり悪く冷たい雨に降られて30分ほど耐えることになりました。もっと早
くから並んでいた人たちはつらかったと思いますが、ここでしか手に入らない本を手に入
れる為にあえて早く来たのでしょう。
まず会場を少し回って、うまい人や刺激を受ける本を探しましたが、どの本も技量とし
てはプロ並みで、昔のコミティアのような手作りの雰囲気が感じられません。そういう物
もあるにはありましたが、ずっと数が少なくなって肩身が狭そうです。5~6冊の本を買
い、全体の半分くらいを1時ごろまで歩き回りました。昔は全部手に取ってみていたもの
ですが、いまではとてもそんなことはできず、ストーリーの良い物を発掘するのは困難を
感じます。どうしても見た目のアピールが重要であると痛感しました。
僕の本をここへもってきても、確実に一顧だにされないと思い、大変な危機感も感じま
した。しかし、もう時間に余裕がありません。気を取り直し出張編集部のブースへ向かい、
雑誌社の名前を閲覧しました。人気がある講談社のブースには人が列をなしていたので、
本を一冊置いて他を当たりました。若い頃お世話になった少年画報社は来ておらず、もう
一社の徳間書店へ行くと空いていたのでそこに決めました。
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編集の方は僕よりずっと若く、どういった経験を持つ方か分からなかったのですが、多分
僕より今風の漫画に慣れ親しんでいるはずです。編集さんは僕の本を二回読んでからご意見
を述べられましたが、その時点で話が難解で理解しずらい部分がある事が良くわかります。
そしてやはり、話が分かりにくいという指摘がありました。いろいろ話をしてみると、まず
導入部が説明不足で面食らうという事と、結末が唐突でよく分からないとおっしゃるので、
少し口頭で説明したところ理解していただきました。つまり、見た目ですぐ読者に分かるよ
うに演出を工夫し、絵で表現すべきという事です。
プロットとしては筋は通っていてもキャラクターの感情表現が伴っていないので、読者が
分かりにくいと言う、僕の今までの漫画に共通した欠点が指摘されました。僕としては今回
その部分を治すべく注意したつもりですが、まだ足りないという事です。ネームを描いた時点
で編集さんのような漫画に理解のある方に読んでもらって意見を聞くのが、最も効果のある
改善方法であることは明らかですが、今の僕の環境ではすべて自分でやる以外に方法があり
ません。なぜなら出自の明らかでない人に読んでもらっても、その時点で情報がネットで拡
散されることは目に見えているので不可能なのです。
自分の目と考えで良い漫画を量産できるようなロジックを構築する必要がありますが、これ
はどの漫画家さんでも同じことで、みんな自分(と編集者)の判断しか当てにならないのです。
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その後、帰途につきましたが、さてどうしたものかと考え込んでしまいました。しかし、山
積みにされた問題もコミティアに来たことによって得た収穫といえます。これがなければ前進
することすら危ういのです。今後もできれば機会を得て他人の意見を聞いてゆきたいと考えて
います。
帰りに書泉ブックタワーによって蔵書のストックを確認しました。どういうわけか国元戦車
塾の書棚に置いてありますが、他の方々から特別に扱っていただいて大変嬉しく思いましたが、
今後の戦車関係の解説本はしばらく続かない期間があるので少し残念でした。
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