去る11月15日、Ⅳ号Kの製作を終了しコンテストに出品しました。
その朝、朝日が窓から入り、ベースの銘を照らしました。
● Ⅳ号K型 プラモデル
塗装はエアーブラシで基本塗装をし、汚しは最小限にパステルの粉で描いた後
定着剤を振りました。 エアーブラシによる塗装はこの手のプラモデルでは初の経験
でしたが、時間も短く仕上がりもきれいにでき、上々の出来となりました。
二色迷彩などの凝った塗装や、過激な汚し、戦傷によるダメージなども考慮
しましたが、架空戦車のコンセプトを見せるために、最小限の汚し処理にとどめ、
量産試作車的な雰囲気を出しました。
あと、マーキングは忘れました。これは失敗。 バルケンクロイツくらい貼っておくんだった・・。
車体の塗装は思ったより簡単でしたが、こまごまとした装備品はそうは行かず、
追加することになったものもあります。機銃の弾薬袋と円環型の対空照準器もそれで、
土壇場になって製作を決意しました。円環の直径は4mmで厚さ0.1mmのプラ棒を
細かく刻んでパーツを作切り出し、接着して製作しました。銅線による製作も考えましたが
治具の製作などが必要なため、一点ものの今回の場合短時間で作れる方法にしたです。
また、走行中に主砲を固定するトラベリング・クランプも可動で製作しました。
Ⅳ号駆逐戦車のものを参考に、寸法に合わせて形を考えます。このクランプは主砲を
少し上にあげるとバネのテンションで前方へ倒れる仕組みなので、バネも再現しました。
操縦室前の予備キャタピラはペリスコープの視界を妨げないように一片分短くしてあります。
ペリスコープ自体もガードの中の本体も可能な限り再現しました。資料をいろいろ調べて、
本体が厚い辞書位の光学機器であることを今回初めて知る事となりました。
ベース固定がコンテストのレギュレーションでしたので、当初はキャタピラを金具で固定
することを考えましたが、結局ボルトに銅管のスペーサーをかぶせて固定し、回転しない
ようにキャタピラに両面テープを目立たないように貼ることにしました。コンテスト会場まで
箱に入れて運ぶ関係上、強固な固定を選択したのですが、実際、逆さにして振ってもびくとも
しませんでした。
モデルは現在、秋葉原イエローサブマリン店頭に飾られています。審査結果は12月中旬
発表されるそうですが、自分としてはⅣ号K型の研究に一区切りついた事にほっとしています。
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Y氏より連絡があり、いよいよ仕事が始るようです。
どのような仕事になるかは何年か後に結果となって発表される事でしょう。
本ブログでは以降の更新予定について未定となっております。
しかし、15日に一般参加したコミティアでは相変わらず盛況な創作活動
を目の当たりにすることが出来ました。今後は、創作関連の向上もにらみつつ
再スタートを切ることになりそうです。