本日はコミティア150、40周年記念の回が開催され、僕も新刊を作って参加しました。
主催者発表で過去最高6909サークルの参加があり、会場は多くの人で賑わいました。
天気予報では本日まで気温は高めで、明日より最高気温が急降下すると言う予報でした
ので、日取りとしてはちょうどよかったようです。
今回のコミックの制作は2か月間の予定が大幅に超過して3か月かかってしまいました。
原因としては、今年初め頃のコミック制作時と同様に情報の漏洩があったため、ノマドワ
ークで企画作業をせざるを得なかった点があります。これがなければ2週間の短縮が可能
ですが、これは今後改善するとは思えません。もう一点は、ペン線を細くして画面の見栄
えを良くしようとしたことです。線が太ければ画面は黒っぽくなりますが、同時に粗い感
じになって見た目に良い物ではありません。以前はCLIP STUDIOで鉛筆線を使っていました
が今回はGペンを使いました。線が奇麗になった代わりに手数が必要になって時間が2倍も
かかってしまったのです。
セリフなどのポイント数が前回と前々回は大きかったので、小さめにする予定でしたが、
不徹底でまだ大きいようです。セリフを小さくできれば吹き出しも小さくできますし、内
容もいくらか増やせるはずなので次回は必ずやりたいです。
会場で自分の本や他の人達の本を見比べてみましたが、それでも密度の差があって、
自分の本はまだ粗さがあるようです。これは来年に向けての課題になります。そしてでき
れば自分のキャラクターをカラー印刷したノボリを設置したいと考えていますが、それに
は今のままではだめです。もう少しアピールするような絵が描けなければ一線を突破する
のは難しいでしょう。一線とは、売れる漫画のボーダーラインです。自分の漫画が売れな
いのは客に原因があると考えるのは少し的外れです。ある程度はそういう部分で妥協して
努力するのが作家と言うものだと思います。
今回から、コミティアでの閉店時間を早めて、出張編集部へ行く時間を増やそうと考え
ています。このイベントでは本を売ることは二の次であり、作家間の交流や技術的な収穫
に意味があります。そこで新コミックを作ったら配布と意見を聞くことにウェイトを置い
て、頒布の方の時間を削ろうと考えたのです。これらの努力が実って、普通に売れるよう
な作品が書けるようになったら、元の体制に戻すこともできるでしょう。それは来年の更
に先の話ですね。
そういう事で、今回は設置に手間のかかるノボリは止めて、撤収を短時間ですませられ
るようにしました。スペースの場所的にも東7館という他と離れた場所になってしまった
ので結果はどうあれ午後1時に閉店する予定です。すると開店しているのは2時間程度と
なりますので、必要経費が出るのか難しい状態にはなります。
幸い、その二時間の内にいくらか既刊が売れて、出店費用と交通費分はまかなえました。
出張編集部では二名の編集さんに意見を聞けました。1時半に受付に行けましたが待ち
時間が長く、話しを聞き終えたのは3時半でした。正味30分あったかどうかでしたが、
他の人もたくさん待っていた人気のある雑誌だったので、いたしかたないところでしょう。
コミックの書評としては、やはり分かりにくい部分があったという点と、絵的な問題で
、それは漫画表現の部分と詰め込みすぎてわかりにくいと言う部分があります。
漫画表現的には輪郭線を太くして平面的な見易さを優先したり、コマ割りを単純化して
紙芝居的な分かりやすさを強調するというアドバイスをもらいました。詰め込みすぎの点
に関しては舞台となる世界観が良く伝わってこない描写不足や、時間をかけてかて解読す
る余裕が漫画全般にはないという部分の指摘がありました。
二人の一致した意見としてはメカがかっこいいと言う点と、キャラクターが不安定と言
う点でした。その点は僕も自覚していて本が売れない大きな理由がキャラクターの漫画と
しての描き方の不足があります。絵的な部分以外にもヒロインの目的意識の弱さも指摘さ
れましたが、これは描き方の違いであってプロットの時点でははっきりしていました。
編集の方は最初に主人公の目的をはっきりさせておけば読者は引き付けられると言ってい
ましたが、それは別のキャラクター要素でも代用可能ではないかと思えます。
今年のコミックの制作に関しては、これで終了となるわけですが、そこそこ出来が良か
ったので、どこかの漫画新人賞に投稿する事を考えています。だめで元々ですし、結局本
は一冊も売れていないのです。そして、来年もこれをベースに慢画を描きたいと思います。
本の制作に注力していたらブログの更新をしなくなってしまい、管理ページの機能に制
限がかかってしまったようです。X(元Twitter)の方は時々更新しますが、管理側の方針
で投稿絵画像がAIの学習に使われることが制限されなくなったため、反対している作家は
投稿した絵を削除するという動きがあったようです。僕は元々画像の投稿はほとんどして
いなかったので変更はありません。それに僕の絵がAIの学習に使われると言う事は万が一
にもないと思います。
他に自転車の手入れが今年はできそうになく、せっかくいい季節なんですが来春を待つ
事になります。夏の終わりごろ、ブレーキの利きが悪くなったのでブレーキシューのポジ
ションを調整してその場しのぎをしました。これはもう一回するかもしれません。
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