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 2024年を振り返って

2025-01-01 00:49:04 | 日記・エッセイ・コラム
    

 2024年の年始、石川県能登地方を地震が襲いました。半島北側の海岸線が隆起するとい
う大変な変動となり、その後の豪雨災害も加わっていまだに被災は収集されていません。
私の本籍は能登半島の付け根あたりにあって、今回の被災で先祖の墓所が被害を受けたと
思われますが、確認が取れていません。墓所を管理する寺が何年か前に逐電したと言う話
を聞いていますが、村民の有志では管理に限界があると思います。しかし、私自身がそこ
へ行く予定はついていません。私には他にしなければならない事がたくさんあるのです。
 私的な話はこれまでにしますが、今年はやることがたくさんできると思います。2024年
はこれまでに本を4冊作ると言う中期的な計画のほかに、叔父の死去にともなって様々な
ことをしました。年が変わってもそういう事情は次々に起こるものです。

  

 コロナ禍以降、世の中も少しずつ変わっていて、物価の上昇とか安定志向が崩壊し始め
たとかの傾向があります。やりたい放題やる人がいても止められない現状があって、結局
はうまくやったもの勝ちというモラルの崩壊も見られます。しかし本当にそうなのでしょ
うか?闇バイトというシステムにしても証拠が残るずさんな方法であったことは、後々に
明らかになってきました。取り締まる側も座して待っている訳ではないという訳です。
 それで今年、新しいガイドラインが始動すればそれに従わざるを得なくなる部分と、そ
の網を抜けて継続する部分との追いかけっこが続くわけです。従わざるを得ない部分は、
一部のAIの規制とかトランプ政権の始動でウクライナ問題にブレーキがかかるかも知れな
いと言う観測ですが、この両者はそれがないと最終的な防御線が決壊する時期が近づいて
いるのです。そしてそれでも止まらない部分があって、要領が良い人間は抜け道を探し、
崩壊を止めようとする側は必死に追いかけるわけです。
 これが激しくなると安定志向が置いて行かれて陳腐化してしまう時代となります。誠に
厳しい話ですが、人間はある年齢に達すると社会の変化に対応できず、引退する時期に差
し掛かります。日本ではそうした人数が増えても増強する若い世代が増えないと言う危機
的状況が始まっています。なるようになればいいじゃないかと言っていた80年代のころが
懐かしく思える人も多いでしょう。それなのに、新しい事を考え出して実行しようとする
と足を引っ張って失敗させて喜ぶ人がたくさんいます。喜んで笑って、一時の清涼感を得
て、それでおしまいです。それが悪事ならまだしもです!

  
 
 AIの進化についてはもう止めることはできませんし、十数年先か数年先には人間の思考
を超えるシンギュラリティ―が来ると言われています。ウクライナ問題ではウクライナ側
の人的資源が尽きる時期と、ロシアが核兵器を使うかも知れない時点が近づいています。
思い切った荒療治か天才的な妙案でもなければ、望まない大変化が起きてしまうかも、と
言うのが今年だと思えます。問題はこればかりではなく、きっといくつもの大小の問題が
起こる事でしょう。
 もし、そうした問題の妙案をAIが回答してくれたなら、それは希望の年となるかも知れ
ませんが、それを望まない人たちが逆にAIを使って対抗してきたらどうなる事でしょう?
つまるところは、そのプランを行動に移して成功した結果次第ということになります。
 それでは、なるようにしかならないのでは?と思いますが、これまで書いて来た、物事
のてん末がどうしてそうなるのかという部分を、システムとして考えればある程度ましな
答えが出るように思えます。歴史から学んで、いろんなケースで失敗した要因を調べて、
それを取り除くというガイドラインを作るべきだと思います。そういうことこそAIにさせ
ればごく短時間にやってくれることでしょう。
 もっとも、それがどんなものになるのかという見通しは僕には全く分かりませんが、一
つ言えることは、これまでのネット社会の25年を集合知とは言えないということだけです。
はっきりいって、そのほとんどはジャンク情報で、本当に意味のある情報を覆い隠してし
まう作用しかしてきませんでした。情報にエントロピーがあると言うけれど、まさにそれ
で、どんどん無秩序になってい行くネット界隈を見せつけられてきた気分です。
 もし、AIが本当にまともに働いてくれるのであれば、このジャンクの中から意味のある
璧のような情報を拾い集める役目を果たしてくれるのではないか、と思います。いえ、そ
う願いたいものです。

    

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