町内会の三人は、午後五時ごろから庭で会議を開きます。議題は、十勝の歴史や地理など様々な内容で、飲みニュケーションになることもあります。
ところで最近、町内会の加入率が低いそうですが、私たちの町内会は、小規模の十八世帯で八割の加入率です。三人とも歳が同じくらいで、その一人が大阪で三十年間にわたって寿司職人をやっていましたので、京都にも土地勘があります。私も三十年前に京都府に住み、電車で大阪支店に通勤していましたので、楽しい時間を過ごすことができます。
三人の話題で、毎年行われる京都の「大文字焼き」が正しい表現ではなく、正しくは「五山の送り火」であるということを、その人から教わりました。今度は、寿司のおいしい握り方を教わろうと思います。
また三人は、「本別町歴史民俗資料館」にも行きました。館長から、十勝で最も多く戦死者を出した「本別空襲」や「軍馬は兵器」のことを詳しく聞くことが出来ました。馬は戦争に連れていかれる時、二度と帰ってくることが出来ないことを悟り、涙を流すそうです。馬には何も責任がないのにと思いました。戦争(あやまち)は、二度と繰り返してはいけません。
「十勝の活性化を考える会」会員