十勝の活性化を考える会

     
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トンガ諸島の海底火山

2022-02-05 05:00:00 | 投稿

2021年1月15日午後1時ごろ、“トンガ諸島の海底火山が噴火した。この海底火山の噴火で思い出すのが、1991年に起こったフィリピンのピナツボ火山の噴火である。

ピナツボ火山は400年ぶりに起きたもので、その噴火規模は20世紀最大級だったが、噴火のピークを予測することに成功して周辺地域から数万人を避難させることができて、多くの人命が救われたそうである。

しかし、周辺地域では火砕流火山灰に加え、雨水が土にしみこんで火山泥流が発生して、被害は死者847名、行方不明者23名、被害者総数120万人の多大な被害を出している。ピナツボ火山の付近には、身長がとても低い先住民族アエタ族が住んでいたが、現在はどうなっているのだろう。

当時、火山灰と二酸化硫黄などが高さ10~50キロの成層圏まで達する大規模噴火が起きた。噴出した火山灰が大気を覆って太陽エネルギーが吸収されず、世界的に平均気温が0.4度低くなるほどだったという。今回の噴火は海底で発生したため、粉じんの影響は少なかったようだ。

しかし、噴火に伴って空振が起こって、約12時間後に最大0.9メートルの津波が日本列島に押しよせている。津波で思い出すのは、2011年(平成23)に起こった東日本大震災の時の津波であろう。海底で起きた地震には津波が発生する場合があるが、忘れられないのにチリ地震津波があろう。

1960年に発生したチリ地震は、20時間後に津波となって2万キロも離れている日本列島に押しよせたということは、地震波がジェット機並みのスピードで海底を伝わってきたということである。 “地震・雷・火事・親父”といわれるように地震は本当に怖い。なお、2004年のスマトラ沖地震では約22万人が津波にさらわれたという。

最近、日本では地震が多いように感じるが、予想されている東海地震を含めて西日本大震災にならないことを願っている。十勝では1月に60センチの湿った雪が降ったが、こんなに多く湿った雪が降るのは初めてだという。歌手 尾崎紀世彦が歌った“雪が降る”のように雪はシンシンと降るもので、1月の暴風雪はあり得ないので、ここにも異常気象が表れている。「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉は、物理学者 寺田寅彦の言葉である。阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震しかりで、我々は自然災害にたいして敏感でなければならないと思っている。

雪が降る”の歌詞

雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に

むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける

あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪がただ降るばかり

ただ降るばかり ラ・・・・・ララ・・・・・ ララ・・・・・ララ・・・・・

<セリフ>

「雪は降る あなたの来ない夜 雪は降る すべては消えた」

この悲しみ このかなしさ 涙の夜 ひとりの夜

あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪が ただ降るばかり

白い雪がただ降るばかり ラ・・・・・ララ・・・・・ ララ・・・・・ララ・・・・・

 「十勝の活性化を考える会」会員