“三寒四温”とは、冬に寒い日が三日くらい続くと、その後四日間ほどは暖かいということである。厳寒の頃の冬の大陸性気候の特徴であるが、今年は久しぶりに寒く感じる。
60年ごろ前、私が中学生の頃は1週間程度、最低気温がマイナス20度以下になったと思うが、最近はそれほどではないような気がしている。冬になると、クラス対抗のスケート大会がグランドで行われ、5人チームに入ったことがある。もちろん、学校代表はオリンピック候補選手や日本代表選手になる。
冬には、母方の酪農を営んでいた実家にいつも遊びに行ったが、布団が吐く息で凍れていたのを思い出している。ウサギ小屋と言われた日本の住宅事情も、ずいぶんと良くなったものである。
ところで今年の寒さ、何か変である。寒いと思ったら、氷が解けるほど暖かい日もあるのだ。こんなところにも、異常気象の影響が表れている。寒くなったり、暖かくなったり極端な気象で、局地的豪雪や局地的豪雨が降るのはそのためである。
気象庁の100年に一度の豪雨という言葉を何回聞いたであろう。これが普通の気象になり、地球温暖化が進んでいる。なお、“三寒四温”や“春を待つ”も冬の季語で、「第60回おびひろ氷祭り」も終わったので、春が来るのが待ち遠しいこの頃である。
季語の“春を待つ”とは、長く厳しい冬が一段落して、寒い中にも時おり春の訪れを感じる季節で、早く春が来てほしいと願う気持ちである。
「十勝の活性化を考える会」会員
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