「嘘」は他人には付けるが、自分には付けません。
人間は平気で嘘をつき、白(しら)を切ります。特に、政治家などの偉い人が嘘つく場合が多い。この嘘のことですが、「嘘も方便」という諺があり、嘘をついた方が良い場合もあり人間関係を円満にすることもあります。
しかし、逮捕された容疑者が、はじめは「私はやっていません」と嘘をつく場合が多い。そして、後になってから「私がやりました」と言うことが多く、最初から真実を述べるべきですが、自白を強要する「えん罪」というものもあります。
作家であった小林多喜二がえん罪であったかどうかは分かりませんが、治安維持法を理由に特高警察に「拷問」で殺されたそうです。
ところで、子供を持つ親は嘘をついてはいけません。なぜなら、親の真似をして子供が嘘をつくからです。政治家が率先して嘘をつく時代だから仕方ないですが、最近、嘘をつく子供が増えたように思います。昔の親は子供のために、“星は何でも知っている”と言ったものです。
昔、首相が退陣に至ったロッキード事件という汚職事件があり、その被告たちが“記憶にございません”と度々使った。現在も国会答弁などで使われる都合が悪い場合の常套句でありますが、答弁者が嘘を付いているかどうかは分かりません。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) ロッキード事件
ロッキード事件は、アメリカの航空機製造大手のロッキード社による主に同社の旅客機の受注をめぐって、1976年(昭和51年)2月に明るみに出た世界的な大規模汚職事件のこと。
この事件では日本やアメリカ、オランダ、ヨルダン、メキシコなど多くの国々の政財界を巻き込んだが、ここでは「総理の犯罪」の異名で知られる日本での汚職事件について詳細に述べる。
なお、肩書きはいずれも事件発覚当時のものとする。
【田中角栄首相(左)とリチャード・ニクソン大統領】
この事件は、国内航空大手の全日空の新ワイドボディ旅客機導入選定に絡み、自民党衆議院議員で田中角栄元首相が、1976年(昭和51年)7月27日に受託収賄と外国為替及び外国貿易管理法(外為法)違反の疑いで逮捕され、その前後に田中元首相以外にも佐藤孝行運輸政務次官や橋本登美三郎元運輸大臣2名の政治家が逮捕された。
さらに収賄、贈賄双方の立場となった全日空の若狭得治社長以下数名の役員及び社員、ロッキードの販売代理店の丸紅の役員と社員、行動派右翼の大物と呼ばれ、暴力団やCIAとも深い関係にあった児玉誉士夫や、児玉の友人で「政商」と呼ばれた国際興業社主の小佐野賢治と相次いで逮捕者を出した。また、関係者の中から多数の不審死者が出るなど、第二次世界大戦後の日本の疑獄を代表する大事件となった。
この事件は1976年(昭和51年)2月にアメリカ議会上院で行われた上院外交委員会多国籍企業小委員会(フランク・チャーチ委員長の名から「チャーチ委員会」)における公聴会にて発覚しており、アメリカとの間の外交問題にも発展した。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)