ひとつの交通事故
「危険運転致死傷罪により懲役22年に処する。」
これは私の学生時代、3年後輩であったH君の一人娘さんを小樽ドリームビーチで、酒を飲み引き殺した運転手に対する最高裁判決の言葉である。
そして娘さんが引き殺された3年後、彼の奥さんが、娘さんの墓参りをしたあとでクモ膜下出血に罹患している。運・不運もあるが人間の死は様々であり、無情を感ぜざるを得ない。
ところで、人間の一生のことであるが、長寿も大切であるがどのような生き方をしたのかの方が大切だと思っている。これは昨年の「かみしほろ塾」で、元東大総長の小宮山氏が言った「人間は考えただけではいけない、行動に移すべきだ」の言葉に通ずると思う。
命の保証はないのだ。だから、明日に持ち越すことなく、今日出来ることは今日中に行うべきである。明日がやってくる保証はないのだ。来月13日で、事故から5年になる。
合掌
「名残惜しく思えども、娑婆の縁つきて力なくして終わるときに、かの土へは参るべきなり」 (歎異抄第九章)
「十勝の活性化を考える会」会員
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