聞くところによると、帯広市では総額で約350億円(未定)の新ゴミ処理場の建設を計画し、令和9年の完成を目指しているそうである。
釧路市では、残念ながら主要産業の衰退もあり、財政が豊かでないためか、平成8年にゴミ処理場を約60憶円で建設したそうである。
建設時期やゴミ処理能力などによって建設費は異なるため正確な比較はできないが、それでも私は、新ゴミ処理場の建設計画を見直す必要があるのではないかと思う。
釧路市では、一時、箱モノ施設の建設に多額の予算を投下した結果、その施設の維持管理に予算が圧迫されて困っているそうである。その一例が釧路市市庁舎で、釧路市では新庁舎の建設もままならず、老朽化した建物を耐震補強して使用している。
どのような施設でも建設しただけでは終わらず、その施設の維持管理に必要となる費用を計算した上で、建設の可否を判断しなければならない。
先日、教育関係のイベントに参加してきたが、改めて「子供は宝」と思った次第である。新ゴミ処理場の建設予算を削ってでも、そこで浮いた予算を子供達の未来を考え、ITや語学教育などの教育費に回すべきだと思う。
帯広市は、「環境モデル都市」だそうだが、そうであれば、立派なゴミ処理場建設の前に、例えば、ゴミの選別やゴミ削減のための市民運動を推進し成果を出すことが、本当の意味での環境モデル都市といえるのではないかと思う。
新ゴミ処理場に係る帯広市市議会が、2月28日(金)午後3時半から開かれる予定である。
「十勝の活性化を考える会」会員
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます