先日、近くに住んでいる同じ高校に通学していた知人が、心筋梗塞により70歳で亡くなった。この話を息子にすると、「おやじ!人は70歳にもなればいつどうなってもおかしくない年齢だ」とのことのようです。
人生、100年時代と言われる。私は70歳であるから、まだ余命30年もある計算になり、70歳から30年を引けば40歳になる。40歳と言えば「不惑」の年齢で人生の迷いがなくなり、バリバリと仕事をした年齢でもある。
作家 サムエル・ウルマンの“青春”の詩ではないが、せめて気持ちだけはいつまでも青春でいたいものである。
世界はいま、「新型コロナウイルス」で大不況に陥っているが、今こそ心の青春の持ち主(老人)が立ち上がらなければいけないと思う。なぜなら、人間はだてに年を取っていないからである。
「年を取った」ということは、人生が分かってきたということでもある。人生が分かってきたからこそ、若者に対してアドバイスが出来ることもある。「若気の至り」ということもあるが、若いからこそ忖度せずにいろいろなことに挑戦できるのである。なお、この若気は30歳までと考える人が多いようです。
「コロナ禍」に話を戻すが、いまこそ国民の公僕が頑張る時期だと思う。なぜなら、コロナ禍でリードできるのは、公僕が一番近いところにいるからである。そして国民一人一人は、自分の役割を粛々と発揮することだと思う。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) サムエル・ウルマン“青春の詩
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ
苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大
そして、偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、
皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ
人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる
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