十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

日本の株価

2021-03-18 05:00:00 | 投稿

 

日本の株価が、2月15日に30年ぶりで3万円を超えたことをテレビで報じていた。

株価は、半年後の経済を反映すると言われていますが、日本の経済が好調なのかというとそうではありません。 2月15日の内閣府発表の速報値では、新型コロナ禍の影響で、2020年の1年間の実質GDPは、マイナス4.8%となり、リーマンショック以来のマイナス成長になっています。

実体の伴わない相場は長続きしないと言われ、3月5日現在、日本の株価が2万8千3百円でジェットコースターのように格言どおりで、株価下落を懸念する声も少なくありません。今、株式市場でどのような動きがあるのか、その答えは誰にも分かりません。

格言どおり、“株価は株に聞けです。ただ、新型コロナ対策で、政府がばらまいたお金が株式市場にも入ってきていることが、株価上昇の大きな要因なのは間違いなく、“官製相場であることも間違いありません。今の株価は、“ヘビに睨まれたカエル”だそうで、カエルは株価でヘビは金利です。先月2月25日に、ニューヨークダウが約550ドルの大幅下落したのも長期金利が上昇したからです。

国では、国民から集めたお金を年金積立金独立行政法人が運用しているのですが、官製相場で株価を買い支えている結果、一昨年の3/四期には株価が大きく下げたことによって、約15兆円もの運用損を出しました。逆に今は、株価の上昇で大きな利益を出していると思われます。

私は競馬などバクチが好きですが、国が本気になってバクチをやっているのです。人は誰しも甘い汁を吸いたいと思いますが、国まで甘い汁を吸おうとしたら国はおしまいです。国の基本は、国民からのお金を預かっているのですから、“安全第一”の運用が優先です。そのために日本の民間銀行では、多くのお金を国債で運用しているのです。株価を見ていると、国も“貧すれば鈍する”ということを、毎日見ているようです。

なお、日本銀行はジャスダック市場に上場していますので買うことが出来ます。もし、日本の国でデフォルトが起きたら、日本銀行の株をバクチで買うかもしれません。

先日、NHKラジオあさビズで、立教大学 金子勝教授が日本の原発に関して、安全対策がまだ不完全で、想定外が起きる可能性があることを語っていたが、福島第一原発のように、想定外のことが起きないことを願っています。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注)官製相場

債券市場や株式市場で日銀や公的年金などの影響を受けて価格が形成される相場。政策効果を高めるため、日銀が金融緩和策により長期国債や上場投資信託(ETF)などを大量に買い入れたり、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用改革により国内株式の組入比率を引き上げたりすることで、相場が一時的に大きく動く状態のことをいう。

(情報元:野村証券ホームページより)

 

十勝の活性化を考える会」会員募集 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿