コロナ禍により東京圏を離れ田舎に事務所などを移転して、“東京一極集中”が解消されつつあるそうだ。確かに、リモートワークなどを活用して自宅で仕事をするケースも出てきて、電車が少しすいてきているようだ。これに関連して私には、次のような忘れられない思い出がある。
それは40歳の時、通勤で利用している東武東上線(池袋~埼玉県寄居)に乗って、仕事のために逆方向の終点寄居駅で降りたのである。そして、大河ドラマ“晴天を衝け”で有名な深谷市に行ったことがある。途中、電車からの田園風景を見ながら、体中からストレスが無くなっていくのを、はっきりと覚えている。
都心を走る通勤電車を見ると、睡眠時間が少ないこともあり、乗客に寝ている人が多いのに気づく。それは、様々なストレスが原因なのだろう。人間は恒常的にストレスを抱えていても、大きな変化が無ければそのストレスに気づかず、自然の大切さにも気づかないのである。私の知人は都内に住んでいたが、群馬県に近い熊谷市に転居して、初めて田舎の良さを知ったという。
また、田舎の人はもっと田舎の良さを感じるべきだし、東京圏の人は、もっと田舎に転居すべきだと思う。田舎もそれなりに交通機関が発達しており通勤などに支障なく、東京一極集中が排除されれば、日本はもっと住みやすい国になると思う。
今年の6月13日、“先進7カ国首脳会議(G7)“がイギリスで閉幕した。その際、菅義偉首相は地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の削減を、2050年までに約50%の削減を表明しているが、これほどの脱炭素化(脱工業化)は、不可能だと思っている。
私が住んでいる十勝は、農業主体の地域であり自然はあるので、是非とも移住を考えて頂きたい。参考までに、連続テレビドラマ“北の国から(遺言)”における、俳優黒板五郎氏の言葉を紹介する。
黒板五郎:
「金なんか望むな。幸せだけを見ろ。ここには何もないが、
自然だけはある。」
「自然は、お前らを死なない程度には充分喰わせてくれる。」
「自然から頂戴しろ。そして謙虚に、つつましく生きろ。」
「それが父さんからの、お前らの遺言だ。 」 ~北の国から「遺言」より~
「十勝の活性化を考える会」会員」
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