十勝の活性化を考える会

     
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国内企業物価指数

2022-10-02 05:00:00 | 投稿

 

国内企業物価指数の上昇が続いている。先日、日銀が発表した8月の国内の企業物価指数が前年同月比で9%上昇し、1960年以来の最高を更新したそうだ。ロシアのウクライナ侵攻を受けた資源高や食料品の価格高騰に加え、円安進行が輸入品の価格を押し上げているそうだ。

家計にとっては賃上げのペースが追いつかず打撃となり、子供を持つ家計に余裕のない家庭は大変だろう。貧富の拡大が、ますます進む理由である。

企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示すものであるが、輸入コストの記録的な上昇を背景に企業間の取引価格は2桁に近い伸び率で、高止まりが続いている。急伸する円安で輸入物価を押し上げて、消費者の負担がさらに大きくなっている。

12月ごろまでは円安がさらに進み、160~180円を予想するエコノミストも出てきており、日本経済の悪化は必至であろう。一体、日本経済や世界経済はどうなるのだろうと心配している。

アメリカやヨーロッパでは、景気過熱やインフレを抑えるために金利引き上げが相次いでいる一方、日本は景気が良くないために金利引き上げは出来ない状況である。世界経済のグローバル化とはいえ、この違いはどこから来ているのだろう。

日本は人口減少に伴いGDPの構成要素である消費が、拡大しないからであろう。半世紀後の日本の人口は3割減の約9千万人が予想されているから、日本経済のジリ貧傾向は続かざるを得ないと思っている。だから、失われた30年といわれる日本経済は、まだまだ続くことになるだろう。

折からの大型台風14号が九州に上陸し日本列島を縦断するそうで、大災害の発生が危惧されている。災害の発生となれば経済活動が停滞し、ますます景気が悪化することになる。こちらも不安が増すばかりである。

先日、外国生活が長かった知人がこんなメールを送ってきた。

『 地球温暖化は、人類の驕りが原因です。利便性を極め、贅沢三昧の生活をもっと原始的にしなければならないと思います。最近のニュースを見るにつけて日本の基礎インフラの脆弱さを痛感します。科学や技術が発展したが、自然災害(地震や台風)に弱いあり様を見るたびに心配になります。

ウクライナ戦争の影響でエネルギーはじめ食料の値上げで、今からの生活も心配です。これを機会に、もっと質素な食生活を心掛けるべきと思います。中南米、東南アジア等で生活しましたが、贅沢は出来ませんが、人々は精神的にはタフで生活も豊だと感じました。』

「十勝の活性化を考える会」会員


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