先日、「北海道新聞」令和元年5月30日付け夕刊『今日の話題』欄に、以下の記事が載っていた。
江差追分や歴史的町並みで知られる桧山管内江差町は、「働く障害者の町」でもある。社会福祉法人・江差福祉法人は、江差と周辺に13施設・事業所を持ち、知的障害者を中心に423人が利用。約300人は江差町のグループホームなどから通勤する。同町の人口は7500人。その割合は道内屈指だ。授産事業として行うのは、災害備蓄用の缶入りパンの製造、食堂、給食サービス、撤退した民間施設の運営と多種多様だ。
昨年度の売上は、13憶円と全国トップ級。月平均賃金は、雇用契約を結んで最低賃金を保証する「就労継続支援A型」で9万8千円、雇用契約までは困難な「同B型」で4万5千円。それぞれ全国平均を2万~3万円も上回る。
「転機だった」と理事長の樋口英俊さんは言うのが、20年前のパン工場建設だ。地元業者が「民業圧迫だ」と反発。樋口さんは、「それでは地元と競合しない商品を」
と決意し、今や年間300万個を出荷する缶入りパンにつながった。これを主力に経営センスを活かして業務を拡大していった。 (中略)
樋口さんは言う。「普通に稼ぎ、普通に遊び、普通に暮らしたい。利用者の思いは健常者と変わらないんです。われわれが目指すのは、そこです」。
私は障害者(介護1)ですが、障害を持ってはじめて分かったのですが、健常者は障害者を見て、「障害者だからできない」と思うことがほとんどだと思います。確かに、出来ないこともありますが全てではありません。
「十勝の活性化を考える会」会長
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