令和元年8月16日付け北海道新聞(16面)に、作家早乙女勝元氏が「加害に過去、若者学んで」の記事を以下のように投稿していた。
『愛知県で「平和の少女像」などを展示した企画展が迫害を受けて中止になった。日本は加害国だったことを心に据えておかなければならないのに、そうしてこなかった韓国との間に溝が出来てしまった。間違った考えには、たとえ、時間がかかったとしてもやはり理性で対処しなければならない。
若い世代には、今の日本がどんな社会かを正しく認識するために、過去の戦争から学んでほしい。車だってバックミラーで安全確認しながら運転する。日本社会の内側から見る視点と、外側から見る視点ときちんと持ちながら、問題をときほぐしていくことが大切だ。もしも、ミラーが壊れていたり、別の光景にすり替えられていれば、前途が危うくなることは言うまでもない。
戦争を伝える人がどんどん減り、いなくなった場合にどうするか。日本社会は、この難問に突き当たっている。戦争の記憶を後世に伝えるのは何も活字ばかりではない。目で見て分かってもらえることも大切だ。デジタル映像技術の進展により、実際には体験できないことも、視覚で表現することができるようになった。過去の戦争の理解につながり、理性を磨くことができるように、新しい能力や感性を持った若い人たちの活躍に期待している。』
「十勝の活性化を考える会」会長
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