日本のワインの発祥地として牛久市と甲州市(旧勝沼町)が日本遺産に認定されている。
山梨のワインは最近の日本ワインブームで流れをつかんでいる。
それ以前に、山梨は葡萄狩りなどで有名である。
一方、今の牛久には、葡萄園はほとんどない。
駅の東側に牛久シャトーという、かつての遺産があるのみ。
少し前まで合同酒精の傘下にあって地ビールなど楽しめたが、採算性から手を引いてしまった。
その後、市が引き取って細々と運営している。
甲府で牛久市民が葡萄狩りを楽しんで、立ち寄ったところでパンフレットを見つけた。
それによると、牛久駅の東側はかつて葡萄園がひろがっていた。
広いので、集荷用にトロッコ列車も敷かれていたという。
今は牛久シャトーのこぢんまりとたっているが、線路をはさんで両側にワイン畑があったそうだ。
緑色がかつてのブドウ園の範囲。
現在はほとんど住宅で埋まっている。
葡萄園の境界の斜めに走る道は今でも駅に行く近道として交通量が多い。
牛久シャトーはそのうちアップするとして、今日は甲州市の宮光園。
宮崎光太郎氏の「宮光園」
ここが甲府ワインの発祥の地で、牛久に比べるとちょっと和風で小さいが、資料館として運営されていた。
説明員もいらっしゃる。
世界に進出しつつある甲州ワイン。
観光客も多い。
それにに比べ、今では牛久ワインの影はとてもうすい。
140年前、東京をはさんで東西でワインの歴史が始まったことを知って残念におもう牛久市民であった。
ではまた、ぶらり。
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