笑顔の花。

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NO769
松ちゃんと僕が所属する浜通りみつばち振興会の総会が、いわきで無事に終わりました。
4年ぶりの再会はみんなの顔に笑顔の花を咲かせた。
僕も本当に嬉しかったです。


牛たちの餌やりを終え集合時間に笑顔でやって来た松ちゃん。

今回、原発事故により養蜂をする環境が壊され死活問題を抱える中で、今後どう立て直していくのか？各自が厳しい状況に置かれていて、また今後の会の運営をどのようにしていくべきか討議した。

養蜂はハチミツを採取するだけが養蜂ではない。
ポリネーションや越冬協力など他にもたくさんある。

越冬協力とは、厳寒地方（秋田や山形など）の養蜂家の蜂を、温暖ないわき・相馬市・双葉郡に冬の間だけ引っ越しさせミツバチを凍死から守ってあげる事で、会が消滅しては厳寒地方の養蜂家に迷惑をかけてしまうし、たくさんのみつ蜂を死なせてしまう。

これは大変な事。
だから会長を始め顧問までも今、必死に戦っている。


総会資料に目を通す松ちゃん。

総会後の宴席で松ちゃんは「盆と正月が来たみてぇだ」と喜び、秋田の二代目養蜂家と意気投合し新たな友人が出来たようだ。

今年の総会にて松ちゃんは、全会一致で浜通りみつばち振興会の副会長に決まった。

松ちゃんは今年、被災地で養蜂を始めミツバチの子供の育成に欠かせない花粉を採取して、その汚染度を測ると言っていた。

これを調べれば蜂の行動範囲の汚染や花粉を食べ成長する蜂の汚染などが明るみになる。
こうしたことを一つ一つクリアしていかなばならない。


解散前のホテルロビーでアイパットを使う松ちゃん。

ハチミツと花粉を厳密に調べてくれるのは元JAXAの山下理学博士で、かなり前から協力要請をしていた松ちゃんだった。

とにかく福島はがんばっているのです。
浜通りみつばち振興会のような小さな団体も大きな団体も、とにかく頑張るしかない。
松っちゃんは動物の保護をし、ミツバチも飼育する。

やることがたくさんあるのに、また一つ忙しくなった彼だが、みんなの希望を繋いでくれると思う。
そんな松ちゃんに期待する僕だった。